商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 思潮社 |
発売年月日 | 2011/08/01 |
JAN | 9784783732662 |
- 書籍
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河原荒草
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河原荒草
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帰化植物という言葉が出てきます。 帰って、化ける、 と著者は書いています。 それは、日本やアメリカ、 難民系というか、 国境越えをしている著者と重なります。 そして、 住むところは家ではなく、 家族で犬も一緒に、 河原が最適なんじゃないか、 という著者の欲望の作品みたいです。 吉...
帰化植物という言葉が出てきます。 帰って、化ける、 と著者は書いています。 それは、日本やアメリカ、 難民系というか、 国境越えをしている著者と重なります。 そして、 住むところは家ではなく、 家族で犬も一緒に、 河原が最適なんじゃないか、 という著者の欲望の作品みたいです。 吉増剛造のエッセイのタイトルで、 「剥き出しの野の花」 の如く、 人間の肉体同様、 植物のエロさ全開で、 そこには死生もエロティックに描かれています。 草とともに生き、 草の中で死に、いずれ草となって蘇る。 草いきれのむんむんした匂いがするような、 嗅覚の詩集です。 「体」への言葉が勇ましく、 このような爆発的な現代詩の言葉を読むと、 通常の言葉が、 「本質」から「変質」するように、 僕の中で、言葉の感覚がちょっと違う場所に行く、 という快感を感じます。 さすが、伊藤比呂美。 移動と生態系と、 希望にあふれた、 詩集です。 獰猛な詩集です。 かつ、草の緑のきれいさを、 見に行きたくなるような詩集です。
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