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焔火
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吉村龍一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/01/07
JAN 9784062174602

焔火

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商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2015/06/20

とにかく描写が素晴らしい 見事に五感を使って読んだ というか鉄の人生を体感したよう。 あまりといえばあまりにも壮絶な展開 鉄も含め、登場人物のほとんどが ここまで貶められるのか もう勘弁してやって~!と 懇願するように読んだ。 子供や病人、身体の不自由な人間に対して すさまじい...

とにかく描写が素晴らしい 見事に五感を使って読んだ というか鉄の人生を体感したよう。 あまりといえばあまりにも壮絶な展開 鉄も含め、登場人物のほとんどが ここまで貶められるのか もう勘弁してやって~!と 懇願するように読んだ。 子供や病人、身体の不自由な人間に対して すさまじい差別がある一方 あや子のように目が見えなくても 「瞽女様」(本著で初めて知った) とあがめられる風習があったり この時代の日本のありように 圧倒されるばかり。 ラストのラストまでとにかく 気の抜けない体力を使う物語だったけど ずっしりと読みごたえがあった。

Posted by ブクログ

2014/11/30

読み終えてとても疲れた。主人公の身の上に起こることが、激しすぎて素直に受入られない。再読はないでしょう。

Posted by ブクログ

2014/02/03

最近女性作家の作品を続けて読んでいたので、無性に男っぽい無骨な作品が読みたくなって手に取ったこの小説。 結論から言うといささか男度が高すぎた(笑) 吉村さんは二作目。 前回読んだ「光る牙」が手に汗握る怒涛の展開で非常に楽しく読めた作品だっただけに期待大。 今回の舞台は昭和初期...

最近女性作家の作品を続けて読んでいたので、無性に男っぽい無骨な作品が読みたくなって手に取ったこの小説。 結論から言うといささか男度が高すぎた(笑) 吉村さんは二作目。 前回読んだ「光る牙」が手に汗握る怒涛の展開で非常に楽しく読めた作品だっただけに期待大。 今回の舞台は昭和初期の山間の東北の村が舞台。 村八分の貧しい家庭に育った鉄が唯一心のよりどころとしているのが、やはり嫌われ者一家の娘、おミツ。 そのおミツが村の若者の手によって命を奪われる所から物語は大きく動き出す。 おミツの敵を討ち、村を離れる鉄。 その後の逃亡生活は過酷以外の何ものでもなく、行く先行く先で小さな幸せを見つけてもすぐにはかなくも散ってしまう。 鉄のその後の運命やいかに。 ロードムービーさながらの、ハラハラドキドキ感満載な物語。 悪くはないと思うけれど、繰り返される凄惨なシーンに気持ちが萎えてしまって、鉄の心情についていけなくなってしまった。 クライマックスが多すぎて、全体的に単調と言う感も否めないし・・・。 こう考えると、「光る牙」は同じようなハラハラドキドキ作品とは言え、断然完成度が高くなっているのが良く分かる。 この作品がデビュー作と言うのを考えれば、文句なしにすごい! 今後も追っていこうと思う。

Posted by ブクログ

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