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サムエルソン『経済学』の時代 中公選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2012/01/07 |
JAN | 9784121100061 |
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サムエルソン『経済学』の時代
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サムエルソン『経済学』の時代
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141004 中央図書館 経済思想史に関する一般書をよく書いている根井による、20世紀の半ば頃を代表する経済学者であるサミュエルソンの軌跡とその経済理論の要約である。 現在の経済学者のほとんどは、学生時分には主流であったサミュエルソン『経済学』を勉強したことがあるはず。「新古典派...
141004 中央図書館 経済思想史に関する一般書をよく書いている根井による、20世紀の半ば頃を代表する経済学者であるサミュエルソンの軌跡とその経済理論の要約である。 現在の経済学者のほとんどは、学生時分には主流であったサミュエルソン『経済学』を勉強したことがあるはず。「新古典派総合」と呼ばれ、古典的な価格理論とケインズ的マクロを接合し、バランスを重視した理論は、その間口の広さとサミュエルソンの勤勉かつ啓蒙的な姿勢とあいまって、特にケネディの頃に重視された。フリードマンは自由主義すぎるし、ガルブレイスは制御を重視しすぎる。サミュエルソンはその中間にあって主流派として全世界のスタンダードとなった。 1970年代以降、ケインズ的マクロ(のアメリカ的解釈)は、政治面から安定的な運用が難しく、財政肥大化を招くことが問題視され、市場主義の勢いが増すなかで徐々に退潮していった。しかしサミュエルソンの経済学に対しての真摯な姿勢は、今日でも経済学を志す学徒のよき導となるであろう。
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著者の根井氏とは同じ大学・学部の同学年なのでサムエルソンの『経済学』体験も多分同じくらいの感覚。もちろん、学史研究者としての根井氏とは読み込み方もそこから広がる見識もまったく異なるが、興味深く読めた。 「中庸」を重んじたサムエルソンの経済哲学が、ケインズ革命以後の経済学の歴史、...
著者の根井氏とは同じ大学・学部の同学年なのでサムエルソンの『経済学』体験も多分同じくらいの感覚。もちろん、学史研究者としての根井氏とは読み込み方もそこから広がる見識もまったく異なるが、興味深く読めた。 「中庸」を重んじたサムエルソンの経済哲学が、ケインズ革命以後の経済学の歴史、その時々の経済状況とともに平易に語られており、勉強になった。
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