商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/12/20 |
JAN | 9784122055773 |
- 書籍
- 文庫
巡る女
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巡る女
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商品レビュー
3.3
15件のお客様レビュー
公務員試験最終日、突然の雨に遅刻しそうに…もしもあの時、こうしていたら、の3パターン。 女性のキャリアとか、結婚、子ども。 とりあえずどれが一番というふうには書かれておらず、童話を書くという夢だけが共通して進む。 登場人物の立場とかがちょっとずつ違っているのが面白かった。 めぐる...
公務員試験最終日、突然の雨に遅刻しそうに…もしもあの時、こうしていたら、の3パターン。 女性のキャリアとか、結婚、子ども。 とりあえずどれが一番というふうには書かれておらず、童話を書くという夢だけが共通して進む。 登場人物の立場とかがちょっとずつ違っているのが面白かった。 めぐる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の名前が「めぐる」。就活で二次面接を受けに行く途中に大雨に遭い、どうすべきか迷う姿が第1章。以降の章タイトルは、3つあった選択肢のうち彼女が選んだもの。「走った」「待った」「戻った」。 もしもあのとき別の選択をしていたらというのは誰しもが考えること。どれが最善最悪だったかは、きっと自分が3人いないとわからない。冒頭に「運命は信じるか信じないかではなくて、気づけたかどうか」という一文がありますが、別の人生を歩んでみることはできないのだから、運命に気づけなかったとしても、今の人生を精一杯生きるよりほかありません。 「走った」の章に、水商売の女性を指して、「自分も責任を伴わない気楽な仕事をしたかった」という言葉があり、正直に言ってこの部分は不愉快でしたが、「戻った」の章ではチーママとなっためぐるが描かれていてなるほど。どの選択をしていようが、人生それほど甘くない。どれを選んでも自分の夢は同じ。その夢さえ変わることなく追い続けていれば、どの選択をしても大丈夫なのかも。 面白く読みましたが、この著者に関しては男性が主人公の物語のほうが好きかな。ドタバタ度控えめの荻原浩、イライラ度控えめの辻村深月、幸せ度控えめの山本幸久のように思えてしまう。
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魚貫めぐるは市役所の採用試験に向かう途中で、突然の雨に見舞われる。 傘も携帯もなく、とりあえず雨宿りをしていたが、このままでは試験に遅れてしまう。 さて、どうするか… その時、頭に浮かんだ3つの選択肢。 そのそれぞれの未来が描かれる。 一体どれが一番幸せだったのか? それぞれに様...
魚貫めぐるは市役所の採用試験に向かう途中で、突然の雨に見舞われる。 傘も携帯もなく、とりあえず雨宿りをしていたが、このままでは試験に遅れてしまう。 さて、どうするか… その時、頭に浮かんだ3つの選択肢。 そのそれぞれの未来が描かれる。 一体どれが一番幸せだったのか? それぞれに様々な人生が待ち受けている。 こういう、~だったらとか~してればの話は本の中で楽しめる醍醐味だと思う。 実際に経験してみたいという思いに駆られてしまうけれど… 登場人物の名前の付け方も面白い。 2019.11.22
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