商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 金の星社 |
発売年月日 | 2011/12/09 |
JAN | 9784323063317 |
- 書籍
- 児童書
心の森
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
心の森
¥1,320
在庫あり
商品レビュー
3.7
28件のお客様レビュー
森の中に向かおうとしているのか、ちょっと俯き加減の少年の後ろ姿の表紙の絵。 裏表紙には、木を背に佇む女の子。 酒井駒子さんのカバー絵に惹き込まれて手にした児童小説。 父の転勤でアメリカの小学校に転校した響。 英語もわからないし、友だちができるだろうか?と不安で学校が始まるのを...
森の中に向かおうとしているのか、ちょっと俯き加減の少年の後ろ姿の表紙の絵。 裏表紙には、木を背に佇む女の子。 酒井駒子さんのカバー絵に惹き込まれて手にした児童小説。 父の転勤でアメリカの小学校に転校した響。 英語もわからないし、友だちができるだろうか?と不安で学校が始まるのを待っていたある日、家の裏庭に続く森で少女と出会う。 日本語で話しかけて、あわてて英語で名前を尋ねてみたが、女の子は答えなかった。 花を差し出してきた女の子は、だまっていたけれど何故かこれがわたしの名前だと聞こえた気がした。 図鑑で調べるとデイジーだ。 それから女の子と会えばデイジーと呼びかけ、森で動物と触れあいながら仲良くなっていくのだが… 彼女が喋らなかったのには理由があって…。 心優しい女の子と少年の出会いは、森の中という神秘的なものを感じながら、結末は明るいわけではないのかも…と少し不安な気持ちがありつつ読み進めていった。 少年がデイジーに紙芝居をした青空劇場にあったのは…。 小枝と小石なのに少年には、浮かびあがって見えた。 HIBIKI デイジーの声が、ことばが…。 わたしはいつも…ここにいる。 簡単に出会いと別れですまされないような… 心には哀しみがあるけれどなぜか美しい思い出となって、額縁の中の風景画として残っている感じがする… わたしはあなたの心の森の中にいる。という一文がとても染みたからかもしれない。
Posted by
子どもの夏休み中の学校の図書室解放日に子どもの付き添いで行ったのに手に取って読み耽ってしまった。 そしたら最後思わず涙が出てしまってちょっと焦った。 比較的字も少ないから読みやすい。
Posted by
2023.3.7市立図書館 酒井駒子さんの装画にひかれてジャケ借り。10年ちょっと前に出た作品。小学校高学年ぐらいからかな、8章仕立てですぐに読み終えた。 6年生の少年が父親の転勤にともなってアメリカに転校することになる。言葉の不安を抱えつつ夏休みでぼんやりしていた少年が裏庭で出...
2023.3.7市立図書館 酒井駒子さんの装画にひかれてジャケ借り。10年ちょっと前に出た作品。小学校高学年ぐらいからかな、8章仕立てですぐに読み終えた。 6年生の少年が父親の転勤にともなってアメリカに転校することになる。言葉の不安を抱えつつ夏休みでぼんやりしていた少年が裏庭で出会った謎多き少女と言葉を使わない交流を重ねていくうちに、少年は少しずつコミュニケーションの不安を忘れ、英語を意欲的に学ぶようになるという展開。「赤ちゃんに戻って言葉を学ぶ」という言うは易く行なうは難いことがゆたかな自然とぽっかりあいた時間を仲立として実現する奇跡をみたように感じた。
Posted by