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詩の樹の下で
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詩の樹の下で

長田弘【著】

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詩の樹の下で

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2011/12/05
JAN 9784622076650

詩の樹の下で

¥2,200

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2025/03/21

忘却の川辺をさまようくらいの大病と闘っていた長田弘さん。手術前に一旦家に帰ってきた時、東日本大震災の大きな揺れに襲われた。 長田さんの初めての記憶は故郷福島のもの。切り倒され流され、そして汚染された森林。福島に想いを馳せる長田さんの復興への祈りが伝わってくる。 詩人のエッセイは...

忘却の川辺をさまようくらいの大病と闘っていた長田弘さん。手術前に一旦家に帰ってきた時、東日本大震災の大きな揺れに襲われた。 長田さんの初めての記憶は故郷福島のもの。切り倒され流され、そして汚染された森林。福島に想いを馳せる長田さんの復興への祈りが伝わってくる。 詩人のエッセイは言葉の紡ぎ方が違う。 一番好きなのは「洞のある木」 洞の中にいると親しい何者かにそのままじっと抱かれているような感覚を覚えたという。洞のある木には安らぎを感じる。そして何かを置きたくなる。 サルトル、ウィトゲンシュタインと哲学にも通じているが、美術にも通じているのか画家の描く木をたくさんとりあげている。モディリアーニ、セザンヌなどなど。中でも日高理恵子「空との距離」には惹かれる。私も樹下から写真を撮るのが好きだ! 「日高理恵子の樹の絵は、静かに人を立ち止まらせる」 音楽にも通じる長田さん。「四角四面でブルックナー好きだった青年」。なんか可笑しくて笑ってしまった。

Posted by ブクログ

2024/03/22

長田弘さんのエッセイですね。 長田弘さん(1939ー2015)福島県福島市にうまれ。 詩人、エッセイスト。 長田弘さんは初読みです。木に纏わる三十九篇のエッセイが納められています。 2011年の東日本大震災の時に、時を同じくして病で入院・手術で忘却の川辺をさまようような時を過ごさ...

長田弘さんのエッセイですね。 長田弘さん(1939ー2015)福島県福島市にうまれ。 詩人、エッセイスト。 長田弘さんは初読みです。木に纏わる三十九篇のエッセイが納められています。 2011年の東日本大震災の時に、時を同じくして病で入院・手術で忘却の川辺をさまようような時を過ごされたそうです。この本はその年の年末に発行されました。『この「詩の樹の下で」が、そのような(復興)祈りにくわわれることばを伝えられるものとなっていれば、とねがう』とあとがきに綴られています。 また、『「詩の樹の下で」というこの小さな本のモチーフとなったのは、樹や林、森や山のかさなる風景に囲まれて育った幼少期の記憶だ。 ー 心影としてのこる一本一本の樹影の記憶をたぐりよせて、書く。 『詩の樹の下で』は、そうした幸福の再確認の書となるべきものだったが、そうならなかった』とも語られています。 絵画の木によせてのエッセイも十篇納められています。 感受性の鋭い、蓄えられた叡智の発露を感じます。 詩人の言葉は短い文章の中に、自身の発見と記憶の寂寥を浮かび上がらせています。

Posted by ブクログ

2019/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

樹というひとつのものについて36篇かかれた詩文集です。 ひとつのものを、こんなにかきわけて、言葉にできるのは、すごいことだと、思いました。 よく視て、よく思考していらっしゃるのでしょうね。 私の住んでいる街は城下町なので、 「石垣の木」の 古い石垣のつづく風景のなかでは、三十分があたかも三百年のように過ぎてゆく。 というところにこころ惹かれました。 他には 「懐かしい木」 「奥つ城(き)の木」 「静かな木」 「クリムトの木」 などが好きでした。 作者の長田さんは、福島市の出身でいらっしゃり、2011 年、東日本大震災の年にこの詩文集を出版され、震災の復興をあとがきで、願われていらっしゃいます。

Posted by ブクログ

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