商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2011/11/11 |
JAN | 9784344417649 |
- 書籍
- 文庫
フットボールの犬
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フットボールの犬
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
“フットボールに歴史があるうように、歴史にはフットボールがある。だから、歴史抜きでフットボールを語るわけにはいかない”ー本書、解説より抜粋ー まさに、その通りだ。そして、それを知るためにはうってつけの本。 著者が、本場イタリアから辺境のフェロー諸島まで、欧州16ヶ国を10年の間に...
“フットボールに歴史があるうように、歴史にはフットボールがある。だから、歴史抜きでフットボールを語るわけにはいかない”ー本書、解説より抜粋ー まさに、その通りだ。そして、それを知るためにはうってつけの本。 著者が、本場イタリアから辺境のフェロー諸島まで、欧州16ヶ国を10年の間に、実際に巡って綴った一冊。 フットボールが好きなら、読んで損はない。 ただし、フットボール以外の話にこそが醍醐味であるのが、この本であることを了承したうえで。
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1999年から2009年までの10年、サッカーを求めて欧州を流離った記録。 イタリア、オランダから、フェロー諸島、マルタなど、、規模を問わず。 ここにはサッカーすべてへの「愛」がつまっています、 すべてとは、、プレイだけではなく、選手だけではなく、 サッカーをとりまく、文字通...
1999年から2009年までの10年、サッカーを求めて欧州を流離った記録。 イタリア、オランダから、フェロー諸島、マルタなど、、規模を問わず。 ここにはサッカーすべてへの「愛」がつまっています、 すべてとは、、プレイだけではなく、選手だけではなく、 サッカーをとりまく、文字通りの「すべて」。 それだけに、政治的な背景や金銭、宗教等々、いろいろと生臭く感じる部分も多く、 受け取る人によっては、「雑音」としか思えない部分もあると思います。 個人的には相変わらずに面白く読めました。 これは、人間と結びついたサッカーを追いかけているからと思います。 久々の再読でしたが、染み入ってくるものがあるのは、、 やはり人生の岐路を見つめようとしているからかも、知れません。 文章でではなく、総体として忘れられない色を与えてくれる、そんな一冊。
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サッカーライターである宇都宮徹壱さんのヨーロッパ観戦記。 日本にJが誕生したのが19年前、社会人リーグが誕生したのが47年前らしいので100年以上も続くヨーロッパのフットボールの歴史に比べたらちっぽけなものなんだなぁと感じた。先日、松田直樹氏の死去に日本中が(少なくとも俺は)震...
サッカーライターである宇都宮徹壱さんのヨーロッパ観戦記。 日本にJが誕生したのが19年前、社会人リーグが誕生したのが47年前らしいので100年以上も続くヨーロッパのフットボールの歴史に比べたらちっぽけなものなんだなぁと感じた。先日、松田直樹氏の死去に日本中が(少なくとも俺は)震撼しましたが「それって誰?」という人もいるし、「そんなに騒ぐことか」と疑問に思う人も周りにはいた。そこで俺が感じたのは「そうだよな…まだカズも釜本も死んでないんだよな」という歴史の浅さだった。欧州の国々ではすでに英雄が死去し、朽ち果てたスタジアムがある。そんな国々に比べたら日本はまだまだサッカー後進国であるし、人々の生活に根付いていないのも当然のこと。 宗教やテロリズム、民族意識に疎い(良く言えば縁遠い)日本のサッカーが短期間に進歩を続けるのは間違いなく尽力する関係者各位の功績である。「100年構想」を掲げる一方、クラブライセンス制度を厳格化したJの未来を想像せずにはいられない一冊だった。
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