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絶望名人カフカの人生論
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絶望名人カフカの人生論

フランツカフカ【著】, 頭木弘樹【編訳】

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絶望名人カフカの人生論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 飛鳥新社
発売年月日 2011/10/24
JAN 9784864101158

絶望名人カフカの人生論

¥1,571

商品レビュー

3.7

94件のお客様レビュー

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2024/10/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

はまっている頭木さんの本。カフカの超訳的な本はこれが最初だそうだ。ちゃんとした翻訳もやってたとは知らなかった。カフカの、いわゆる絶望名言があって、頭木さんの注釈がある、という形なので、サクサク読めるし分かりやすい。過去読んだことのある言葉も多かったけど、ほんとに絶望名人だなと思う。カフカの死後、カフカの本を出した親友・マックス・ブロートがすごいよね。おかげで世界に、歴史にカフカが残った。カフカと親友でいられたというのがまずすごいけど。

Posted by ブクログ

2024/06/10

カフカのネガティブな考え方が、今辛く苦しんでいる人に優しく寄り添う 悲しい時はまず悲しいことにひたり(同質の原理) その後で楽しいことをする事(異質への転導)の方がよい

Posted by ブクログ

2023/11/28

20世紀文学の代表的作家、フランツ・カフカはとてもネガティブな人だったらしい。そんな彼が日記や手紙、メモにのこしたネガティブな言葉を紹介した本。 恋愛、家族、仕事、社会など、あらゆることに絶望し、悲観的な言葉をのこしている。繊細で傷つきやすく、自己肯定感が低い。考えすぎて臆病に...

20世紀文学の代表的作家、フランツ・カフカはとてもネガティブな人だったらしい。そんな彼が日記や手紙、メモにのこしたネガティブな言葉を紹介した本。 恋愛、家族、仕事、社会など、あらゆることに絶望し、悲観的な言葉をのこしている。繊細で傷つきやすく、自己肯定感が低い。考えすぎて臆病になり、一歩が踏み出せない。100年前の人ではあるのにその性格は現代的で、その言葉に共感するところも少なくない。(だからこそ文学史に名前がのこることになったのだろう。) 『変身』しか読んだことはないが、カフカがこんな性格だったことを知ると、ああいう小説を書いたというのも納得。カフカ自身も自分の作品の異質性に自覚的であったようだ。 「すべては幻影だ。 家族も、仕事場も、友達も、道も。 遠くにいようと、近くにいようと、すべて幻影だ。 女性もそうだ。 すべてはおまえの頭の中にしかない。 窓もドアもない独房の壁に、 おまえが自分の頭を押しつけているのだけが真実だ。」 (188ページ)

Posted by ブクログ

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