商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 医学書院 |
発売年月日 | 2011/10/01 |
JAN | 9784260014236 |
- 書籍
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多様化したうつ病をどう診るか
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多様化したうつ病をどう診るか
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標準精神医学で総論の記載などを務められていた野村先生の著書である。 精神医学にはロマンの香りがする、と教科書内で謳われる茶目っ気のある方であり、独特のユーモアや比喩表現は本書の中でも健在だ。 昨今、マスメディアが過剰だと感じる程に「現代型うつ」や「新型うつ」の報道をしている事を...
標準精神医学で総論の記載などを務められていた野村先生の著書である。 精神医学にはロマンの香りがする、と教科書内で謳われる茶目っ気のある方であり、独特のユーモアや比喩表現は本書の中でも健在だ。 昨今、マスメディアが過剰だと感じる程に「現代型うつ」や「新型うつ」の報道をしている事を受けてか、僕の周囲でもこの疾患名を揶揄するような声を多く聞く。 僕自身も抵抗感のある診断名であり、そもそも所謂うつの亜型と考えるべき疾患なのかと言う疑問はある。 しかし、そう言った議論に堪える程、僕はこの病気について知らない。 それ故、本書を手にとった。 本書の構成として、現代型のうつ病と言うくくりで高度経済成長以降に表現形の異なるうつ病が報告され始めた事に触れ、それと米国を中心に語られる非定型うつ病との関連や、筆者自身が診療で心掛けている事などが述べられている。 昨今話題の新型うつ病は本当にうつとして扱うべきかと言う点においては言及されていないものの、クレペリンの時代までは遡らず、戦後の精神医学の変遷や文化的変化との相互作用についても適宜触れながら論を進める本書は読み易く、理解の一助になると思う。
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