神隠し寮奇譚 Chara C

トジツキハジメ(著者)

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2011/10/25
• JAN: 9784199604935

商品レビュー

2013/07/26

あとがきに、「2007年末BLに挫折した」と書かれていたのがとても印象深かった。私も今、体調云々もあるが、BLに挫折しかかっている。BLのエロスに情動が揺さぶられない。なくても全く平気になってしまっている。エロは人間が興味をそそられるとても大事な原動力なのに…それがどこへ行ってしまったんだろう、と言うくらいに鎮静化してしまっている。更年期が収束すると治るんだろうと思っているが、それまで自分がBLに対して関心を持ち続けられるかは成り行きに任せようと思っている。
祓い屋の彼らの活躍をもう少し読みたいと思った。仕事をしているプロフェッショナルの顔を見せている彼らを。個人的に泰然自若として見える竜人くんが気に入ってしまったので、彼の話を読みたいので続編希望！！

2013/01/01

全体的な印象としては、「浅いな～！」というのに尽きる。でも、B系、デブ、スケボー、クラブ、雰囲気ホラー、坊主、狂気、エロなし・・・など、 トジツキワールドは全開で、大変美味しかったです。街に出たくなります。浅いと感じたのは、たぶん尺不足。ただ、BLか？と聞かれたら、ううん・・・という。一方的な執着かな？と。

蛇ノ目くんの狂気的な部分が前面に出るのがact.4以降なので、そこを見てから読み返すと、また印象が違って見えると思います。キャラクターが沢山出てるからか、二人の関係性が依然希薄というか、掘り下げきれないところもあります。
でも面白かったので、とりあえず星みっつ！

2012/06/26

2012/06/18
【普通の上】祓い屋を営む会社の社員寮に住む、蛇の目とちやき。　蛇の目がちやきのことを好きと言った以外はBLではなく、幽霊関係のお仕事をしている人たちの日常と心の物語だった。　祓い屋と呪い屋との関係など背景掘り下げ不足のせいか、単に尺不足のせいか、後半、蛇の目のキャラがかまってちゃんになったのが唐突に感じてしまった。　これから面白くなりそうな所で終わったのもとても残念。　こういう話は、もっとゆっくりまったり長ーく読みたいと思う。