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海の大国ニッポン 東大の最先端頭脳が解き明かす日本の海の不思議と可能性

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2011/10/17 |
JAN | 9784093881951 |
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海の大国ニッポン
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海の大国ニッポン
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
2014.12記。 海洋、というフロンティアの研究の最前線では学際的なアプローチが非常に進んでいるようだ。いわく、深海探査とロボット工学。メタンハイドレートと生物大量絶滅。マグロ乱獲と温暖化。オイルタンカーのバラスト水と外来種問題(東京湾の水をカリブ海で排水するとプランクトンは...
2014.12記。 海洋、というフロンティアの研究の最前線では学際的なアプローチが非常に進んでいるようだ。いわく、深海探査とロボット工学。メタンハイドレートと生物大量絶滅。マグロ乱獲と温暖化。オイルタンカーのバラスト水と外来種問題(東京湾の水をカリブ海で排水するとプランクトンは外来種になる、という話)。海鳥の飛行記録の電子データと「プテラノドンは飛べない」仮説(古生物学)。プテラノドンが想像通りの形なら離陸に必要な筋量はない、そうです。いやー夢が壊れるけど面白い(注:飛べないというよりはイメージとは違う飛び方のはずだ、と)。 実業界と海洋とのかかわりも興味深かった。例えば、漁場としての海藻とその復元のための「新日鉄」の試み(つまり「鉄分」が有効ってことです)。「民間企業の実用化スピードは速い」とは東大教授の弁。素晴らしいけど、新日鉄って「速い」ってタイプの会社かというと・・・?うーん、大学ってゆっくりなんだろうな・・・ 領土問題で言えば、沖ノ鳥島と国際法とサンゴ礁形成の理論的分析の関係が面白い。どのような風と波の動きが珊瑚の島を形成するかは未開拓分野。テトラポッドの置き方一つで沖ノ鳥島の面積は変わる。人工構造物は国際法上の「島」とは認められない。「沖ノ鳥島は島ではない」と猛チャージをかけてくる中国にきちんと反駁する上で「サンゴ礁の自然な形成」は極めて重要。うーん、こういう分野にこそ寄付したい。 最後に、古事記の記述を巡る歴史研究と古代気象学。気象現象を「予兆」と捉えた大陸の人々。イザナギイザナミの「天柱」とは、自然現象としての太陽柱のことではないか?(これを奈良から西に見ると瀬戸内海に立つ)。あるいは「海をてらし、より来る神」と呼ばれる大国主命と、大津波にともなって観察される地震発光の関係。 いやーお腹いっぱいです。
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自然エネルギーについては少し盛ってあるように感じたが、海に関する幅広い研究や取り組みを包括的に知ることができたのは面白かったし、文章やレイアウトも読みやすくて良かった。
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カナダに次ぐ世界第6位の広さを誇る日本の海。さらに現在、排他的経済水域に加え、領土の延長である大陸棚についても延伸請求を国連に行っている。本書では、この巨大な海洋がもつ海底熱水鉱床、メタンハイドレード、海底生物、海流エネルギーなど、多種多様な資源を紹介している。イラストや写真を織...
カナダに次ぐ世界第6位の広さを誇る日本の海。さらに現在、排他的経済水域に加え、領土の延長である大陸棚についても延伸請求を国連に行っている。本書では、この巨大な海洋がもつ海底熱水鉱床、メタンハイドレード、海底生物、海流エネルギーなど、多種多様な資源を紹介している。イラストや写真を織り交ぜながらコンパクトにまとめられており分かりやすい。資源の利用には山積する課題を克服し、十分な時間をかけなければならないが、未来への夢は描くことができた。終章では地震のメカニズムと最新の防災対策についても触れられており興味深い内容となっている。
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