商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | アルファポリス/星雲社 |
| 発売年月日 | 2011/10/14 |
| JAN | 9784434159978 |
- 書籍
- 文庫
PURE(1)
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PURE(1)
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商品レビュー
3
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友人に誘われ、普段の自分とはまるで縁のない華やかなセレブパーティーへ参加することになった愛美。そこで出会ったのは、大財閥の御曹司であり、その冷たい雰囲気から“氷の王子”と呼ばれる不破優誠でした。 あまりにも住む世界が違う相手。愛美は彼に惹かれながらも、自分とは釣り合わない、この想いは諦めた方がいいと距離を取ろうとします。しかし、普段は他人を寄せつけない優誠が、なぜか愛美に対してだけは強い関心を示し、やがて抑えきれないほどの想いを向けるようになっていきます。 まさにタイトル通り、“PURE”という言葉がよく似合う物語でした。 御曹司と普通の女の子という王道のシンデレラストーリーですが、この作品で特に印象的だったのは、二人の「住む世界の違い」がしっかり伝わってくるところです。 御曹司ものでも、設定としてはお金持ちでも実際に読んでみるとそこまで生活の違いを感じない作品もありますが、優誠の場合は育った環境や立ち居振る舞い、周囲の人々や生活そのものから、本当に愛美とは違う世界で生きてきた人なのだと感じられました。情景が浮かんでくるような描写も多く、その世界観に自然と引き込まれていきました。 だからこそ、愛美が「住む世界が違う」と怖くなってしまう気持ちにも説得力があります。好きだから飛び込んでしまえばいい、と簡単には割り切れないほどの差が二人の間にはあって、惹かれているのに諦めようとする愛美の切なさが伝わってきました。 そんな愛美とは対照的に、優誠の想いはとても真っ直ぐで強烈。“氷の王子”と呼ばれるほど普段は冷たく他人を寄せつけない彼が、愛美にだけは包み込むような優しさを見せ、次第に執着にも似た強い愛情を隠さなくなっていくギャップが良かったです。 誰にでも優しい男性ではなく、「愛美だから」という特別感がしっかり感じられるのも魅力でした。愛美が身分差を理由に一歩引こうとしても、それを簡単には許してくれない優誠の強い想いにはドキドキさせられます。 一方の愛美も、華やかな世界に突然飛び込んだからといって浮かれるのではなく、自分と優誠を取り巻く現実をきちんと見ている女の子。だからこそ彼女の純粋な恋心や迷いにも共感できました。 ただ甘いだけのシンデレラストーリーではなく、二人の間にある大きな隔たりや、それでも抑えられない恋心が丁寧に描かれているからこそ、甘さの中に切なさがあります。 愛美の純粋な想いと、そんな彼女を逃したくない優誠の強い愛情。二人が惹かれ合うほど「好き」という気持ちだけではどうにもならない現実も見えてくるので、これから二人がその壁とどう向き合っていくのか、とても気になりました。 ゆっくり物語の世界へ引き込まれていくような一冊で、読み終わる頃にはすっかり二人の恋を応援したくなっていました。甘くて純粋で、それでいてどこか切ない。続きが気になる第1巻でした。
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