子どもたちを内部被ばくから守るために親が出来る30のこと チェルノブイリの体験から

野呂美加【著】

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2011/10/08
• JAN: 9784480878441

商品レビュー

2012/10/10

この本の「おわりに」を読んで涙が出そうになった。子どもたちは我々大人が守らなければならない。でも、国も自治体も、親が子どもを守ることを妨害しているようにさえ思える。

それでも親として、できることを積み重ねていくしかない。この本は、日々の生活の中で、子ども達を放射能から守る具体的な方法が30個ピックアップして書かれている。

放射能問題に無関心な人も、なんとなく気になっている人も、気になっているけど具体的にどうしたらいいのかいまいちよく分からない人も、まずはとっかかりの本として読んで欲しいと思う。

2012/06/17

怖くなった。
これだけ世間が放射能について考えている時代に、私は他人事のように捉えていたことに気づいてしまった。
国の言うことを鵜呑みになんてもうできない。今私が子どもにできることは何か。この本を参考に考えなきゃ。

2011/12/17

著者が代表をしているNPO法人「チェルノブイリのかけはし」では、チェルノブイリ原発事故で被災したこどもたちを、汚染の少ない日本へよび、療養させる活動をしている。
放射能被害の怖さをよく知っている著者が、福島原発事故による被害を最小に抑える方法をまとめてくれた。

放射能被害についての意見は、専門家の間でも大きく分かれている。
著者は「危険の可能性のあるものに対して慎重であるべき」とのスタンスをとっていると僕は判断した。
だから僕は著者に賛同する。