商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/10/22 |
JAN | 9784004313342 |
- 書籍
- 新書
民法改正を考える
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民法改正を考える
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商品レビュー
3
15件のお客様レビュー
2020年4月から施行された民法の改正をめぐる基本的な問題を、一般の読者に向けてわかりやすく解説している本です。 そもそも民法とはなにかということから、日本や諸外国の民法典の歴史についての概説、さらに民法改正の手続きにかんする問題を経て、ようやく民法改正の理論的な問題について説...
2020年4月から施行された民法の改正をめぐる基本的な問題を、一般の読者に向けてわかりやすく解説している本です。 そもそも民法とはなにかということから、日本や諸外国の民法典の歴史についての概説、さらに民法改正の手続きにかんする問題を経て、ようやく民法改正の理論的な問題について説明がなされています。ただ、「制度から契約へ」「財産から人間へ」といったスローガン的な文句が提出されていて、やや具体性に欠ける印象があります。 個人的には、著者の民法観についてもうすこし突っ込んで語ってほしかったように感じました。
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- ネタバレ
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民法改正について、東京大学法学部教授の大村敦志先生が書かれた新書です。 比較法的な視点で書かれています。 私は、民法には大陸法と英米法の違いがある程度の漠然としか知識しかないので、本書のような細かな地域・国の民法を比較する視点で解説してもらえるのは有益でした。 もっとも、新書という性格上、広く浅く拾っている感じです。 なお、この本では肝心の日本における民法改正の中身はほとんど分かりません。 予備知識として民法改正自体を知っている人でないと効果半減だと思います。
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学生時代、内民を読んでわかった気になり、その後大村民法を読むと覆されて理解がガタガタになり、結局民法に苦手意識だけが残った私でも読めた。同じテーマでここまで違う話が書けるのが素晴らしい。 本筋ではないが各国の民法改正の経緯が説明されており、オランダとケベックがフランス法を参考に...
学生時代、内民を読んでわかった気になり、その後大村民法を読むと覆されて理解がガタガタになり、結局民法に苦手意識だけが残った私でも読めた。同じテーマでここまで違う話が書けるのが素晴らしい。 本筋ではないが各国の民法改正の経緯が説明されており、オランダとケベックがフランス法を参考にして独自の発展を遂げ、抽象的な人の概念を超えた特定の人=消費者が登場するという点、目から鱗だった。だからケベックが消費者保護が相当厳しかったり、オランダの個人情報保護法が緩そうなイメージの割に結構厳しかったりするんじゃないだろうか。と、一人で勝手に納得。 全体としては、今回の民放改正が、というよりも人が人としての尊厳を保障されて人間らしく生きて行くために、法として何ができるのか、を考えさせる本と言う意味での「民放改正を考える」だと思った。
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