商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2011/09/30 |
JAN | 9784086015714 |
- 書籍
- 文庫
愛は英国子爵の嘘に導かれて
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愛は英国子爵の嘘に導かれて
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
ヒストリカルシリーズで一番好きかも。 設定もお話も読後感も、ヴィクトリア朝の時代も。 まず、ルルが看板絵描きという仕事についてるのが面白い。自分で編み出した仕事ということだけど、その仕事ぶりが生き生きしてて、女性として自立心もあって、楽しそうで、よかった。 ストーリーは完全に...
ヒストリカルシリーズで一番好きかも。 設定もお話も読後感も、ヴィクトリア朝の時代も。 まず、ルルが看板絵描きという仕事についてるのが面白い。自分で編み出した仕事ということだけど、その仕事ぶりが生き生きしてて、女性として自立心もあって、楽しそうで、よかった。 ストーリーは完全にシンデレラストーリーの、ハーレクイン系。 それでも、芯の強い女性キャラがいいし、庶民がいきなり奥方になっても嫌味がないし、どんどん読めちゃう。 素人だとこうはいかない気がする……単なるご都合主義というか。 それでも、自ら変装してお金を稼ぎに行ったりとか、変装(多いな!)して屋敷に潜入したりとか、能動的に動くヒロインなのは、コバルトらしいところ。 ちょっとしあミステリー仕立てというか、冒険譚というか、ただの恋愛オンリーにしてないところも面白い。 新人賞だと、もうちょっと冒険や事件を押し出したほうがよさそうだけど、1話関係のこのシリーズ、ロマン大賞の参考になるよねー!もっと読み込まなくちゃねー! 終盤は、名実ともに奥方になってからの話があり、夫だけでなく、他の家族や、家全体を明るくし、気にかけていくという妻像は、わたしの理想でもあり、読んでいてとても幸福感にひたれました。 ヒーローのアーサーは、ちょっとキャラ弱いかな?とも思うんだけど(執事のミシェルさんが最高だっただけに)、はじまりの印象が最悪で、でも彼の事情を知っていくうちに惹かれるという王道パターンはよくて、謎の刺客に襲われ続けるとかかわいそうだし謎めいてて、読者としても惹かれてしまう。 花衣さんお得意の、男性キャラ視点でのヒロインへの想いがときおり挿入されてて、真摯な想いにときめいたり、キュンときたりで、すごくいい。 わたしも、こういう男性キャラ視点書きたいと思ってるんだけど、なかなかうまくいかないんだよねー!効果的な男性視点、もっとよみこんで勉強したいところ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
5巻目は意外にも前作の「愛は英国公爵の瞳に導かれて」と同じ場所、時代設定で、ガイもアリスもでてきました。相変わらず仲よさそうで何よりです。 今回の主人公ルルは、全くの下町育ちで、アーサーは借金取りに追われていたルルを助けた後、突然ルルを花嫁として自分の領地に連れてってしまってますが、彼はなぜあのときあそこにいたのかってのが、ちょっと気になりました。 前作ガイと同様、最初は自分の気持ちに戸惑ってる感じのアーサーでしたけど、やっぱりルルに惹かれていく気持ちは止められないみたいですね。ガイがルルを見ただけで嫉妬するくらいですから・・・。 アーサーを亡き者にしようとしているのも、父ケンドリック卿ではなく、ちゃんと悪役がいたのもよかったです。女王陛下とケンドリック卿に認められて、いい感じに終わりました。もうちょっと結ばれたときの描写があってもよかったかなぁって思いましたけど、コバルトでは難しいのかなぁ。
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