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ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ 原子力を受け入れた日本 ちくまプリマー新書
891円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2011/09/07 |
JAN | 9784480688699 |
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ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ
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ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ
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商品レビュー
4.2
29件のお客様レビュー
育った環境と史実、現場や研究者の方との交流の中で考察、憶測を交えながらもできるだけ冷静にまとめようという意思は感じた 覚書 原子力発電所に勤務する方との交流では、安全無視したお金儲けの手段となり研究者が離れていってしまっていることや社会的評価の低さや地味な業務、人員削減と効率やコ...
育った環境と史実、現場や研究者の方との交流の中で考察、憶測を交えながらもできるだけ冷静にまとめようという意思は感じた 覚書 原子力発電所に勤務する方との交流では、安全無視したお金儲けの手段となり研究者が離れていってしまっていることや社会的評価の低さや地味な業務、人員削減と効率やコスト優先させる風潮が蔓延しているらしいとのこと 原子力発電所の原子炉で3か月あれば原爆は作れるらしい 核エネルギー原子核の分裂から大きなエネルギーを得る発想は1930年代に生まれた 構成する陽子と中性子が強い力で寄り固まっている 多数になると不安定となり安定するために原子核崩壊を起こしてα線、β線、中性子線という放射線放出 天然に存在する元素で想い質量はウラン ハンガリー系ユダヤ人科学者レオ・シラードは、ナチスによる核開発の危険性を感じて、正義と倫理ある自由の国として信頼していたアメリカ政府に対してあらゆる方法で訴え、国際政治を視野に入れた『アイシュタインの手紙』による提言などもされているが、結局軍事利用された 1942年『マンハッタン計画』軍の指揮下による核兵器製造 ロスアラモス研究所所長はユダヤ系科学者オッペンハイマーとなる 1945年4月30日ヒトラー自殺、ドイツ連合降伏の後、ドイツから日本へ標的を変え核兵器の研究続行。核兵器原爆の完成がみえてくると、その行使への軍と研究者との意見対立。無警告で原爆を落とすことは反対意見が研究者から決定後も出たというが決行 原爆は日本に対して使用する 攻撃目標は民間居住区に囲まれた軍事施設 原爆は予告なしで使用する 本土決戦になれば多くのアメリカ兵と日本兵の命が失われる、それらを救済するという推進派の意見 広島に落とされた原爆はウランを原料、長崎に落とされたのはプロトニウム 原爆を落とされ核兵器は恐ろしいと思うはずの日本が、なぜ原子力を受け入れたのか 広島長崎に原発を落とされ20数万人の命が失われた日本も十年後には原発推進が始まっている ・1955年第五福竜丸の被ばく事件を百万ドルで政治決着させたアメリカはその1週間後に濃縮ウランの受け入れ打診 外務省が秘密にしていたのを新聞で明るみになる ・反米反核に対し正力松太郎国会議員が、メディアを通し原子力平和利用を訴えるキャンペーン 反対運動の方々へ圧力をかけた 原爆とアメリカのイメージを切り離すべく、日本が怒りに目覚める前に原発は未来のエネルギーという夢で洗脳しようとしたのではと田口氏は推測 ・ナガサキに原爆ドームがないのは、原爆資料保存委員会での浦上天主堂の廃墟保存からアメリカ側の懐柔により再建することで置き換えられたのではと著者は考察『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」高瀬毅著』 ニューヨーク生まれの精神科医リフトンは原爆を日本へ行使したアメリカの加害者心理としての分析『アメリカの中のヒロシマ』で記述 第二次世界大戦後も戦争中毒と呼ばれるほど戦争を繰り返すきっかけが広島と長崎の原爆投下なのではないかと考察している
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何かヒントをくれようとしている本 福島に生まれて、放射能汚染を少し経験した。小学校の時、原発が地元の先生はいかに地元が豊か喋ってた。図書館ではだしのゲンを読んだ時の感覚は今でも覚えてる。 日本の被爆国なのに原子力推進、敗戦国なのに高度経済成長、負かされた相手なのに親アメリカ、チ...
何かヒントをくれようとしている本 福島に生まれて、放射能汚染を少し経験した。小学校の時、原発が地元の先生はいかに地元が豊か喋ってた。図書館ではだしのゲンを読んだ時の感覚は今でも覚えてる。 日本の被爆国なのに原子力推進、敗戦国なのに高度経済成長、負かされた相手なのに親アメリカ、チクチクと心の奥に感じてる違和感を浮き彫りにする。 あっちゃんの動画やコテンラジオで最近歴史を勉強し始めていたから読み進めやすかった。 学生運動と反原発が繋がっているかもということ、核兵器開発をやめさせようと運動したアメリカ人、「原子力・正力・CIA」、ヒロシマ被爆者を分析したアメリカ人。興味を持ったこれらはこれから調べてみたいと思った。
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戦時下の原爆投下にいたるまでをまとめたところまでは参考になるが、タイトルとしている、なぜ世界で初めて原爆投下をされた唯一の国でここまで原子力発電が広まっているのか、についての論拠は弱い。 あくまで感想文をのべているのみ、というレベルなので、原発問題を考え始める導入や、小中高生向け...
戦時下の原爆投下にいたるまでをまとめたところまでは参考になるが、タイトルとしている、なぜ世界で初めて原爆投下をされた唯一の国でここまで原子力発電が広まっているのか、についての論拠は弱い。 あくまで感想文をのべているのみ、というレベルなので、原発問題を考え始める導入や、小中高生向けの読書にはよいかも。 著者は小説家ということで、あくまで事実を正しく伝える文章を書くことには別のトレーニングというか、論理的な思考のトレーニングが必要なのだろう。 事実と、単なる著者の感想が混ざっている文章が読みにくいと感じた。
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