なでしこジャパン 壁をこえる奇跡の言葉128

江橋よしのり(著者)

• 販売会社／発売会社: 二見書房
• 発売年月日: 2011/08/27
• JAN: 9784576111322

商品レビュー

2012/10/22

一応楽しめはした。
読んで損した、とも思わずには済んだ。

が………、なんだかなぁ。

中身が無い。

なでしこの選手たちの思いや様子が表れた言葉に「なるほど」と思うことはいくつかあったが………決して“壁を越える奇跡の言葉”ではない。こじつけ？

イイ言葉は何個もあったが、筆者のわざとらしい注釈で興醒め………言葉自体と出典を記すのみで良かったと思う。

2011年の7月にW杯優勝を果たした２ヶ月後の９月の出版………新たな取材内容はほとんど含まれず、過去の記事の抜粋と自身の過去の取材メモから拾った内容での出版………は、なでしこブームに乗じた“筆者の金儲け”感が漂い、興醒め。

ブームに乗じて、女子サッカーの認知度向上に貢献した(ブームが去ってもなでしこが愛され続けるための一石を投じた)、という見方をすることにして、

★３つ、６ポイント。
2012.10.22.了。図。

2012/02/19

昨年(2011)３月におきた東日本大震災で日本中が元気がないムードであった時期に、日本国民に元気を与えてくれたのが日本女子サッカーがW杯でドイツとアメリカを破って優勝したことでした。あの時は久しぶりにテレビにかじりついて、後半、延長戦、PK戦を見たのを覚えています。

何度アメリカに引き離されても諦めずに、同点に追いついた気迫は、「自分を信じて諦めてはいけない」というメッセージを、特に震災で被害を受けた人をはじめ、すべての日本人に与えることができたと確信しています。

この本は、なでしこジャパンの選手がそこに至るまでに、試合等で「つぶやいた一言」が収録されていて、彼女たちがつぶやくからこそ、輝いて聞こえるように思います。

以下は気になったポイントです。

・澤選手は、「世界一になりたい」という願いを根拠よりも、「なりたい自分｝を大切にした、そう思い続けることで、世界一を狙うにふさわしい仲間を得てそれを叶えた（ｐ２）

・高くて厚い壁を乗り越えるのに必要なのは、逆境に負けない心、自分には「できる」と信じる心（ｐ３）

・成功の反対は失敗ではなく「やらないこと」だ（ｐ１１）

・「チャンスはつかみなさい」と言われた、要所要所にチャンスがあって、それをつかむかどうかは自分にかかっている（ｐ３３）

・目標の選手は、未来の自分。ライバルは、過去の自分。（ｐ１１６）

・夢は見るものじゃなくて叶えるものだと思っている（ｐ１３５）

・なでしこジャパンが美しいのは、「なりたい自分」になるために生きる姿（ｐ１９１）

2012年2月19日作成

2011/10/15

ワールドカップ優勝という
とても想像さえできなことを
やってしまった選手や監督たちの言葉を
紹介しています。

急に強くなったのではなくて、
おおくの先人たちの努力があったのかな、
と思うし、
今回優勝した選手の言葉にも
先人のみなさんへの感謝の言葉があったりして
良かったと思いました。