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昭和天皇と戦争の世紀 天皇の歴史08
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/08/27 |
JAN | 9784062807388 |
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昭和天皇と戦争の世紀
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昭和天皇と戦争の世紀
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皇太子は欧州訪問でヴェルダン激戦地の惨状に近代兵器の破壊力を思い知る、帰国してすぐ摂政宮に/“君主無答責”の原則は、第一次世界大戦処理で破られ、戦勝国はウィルヘルムⅡ世身柄をたびたび要求したが、亡命先オランダは拒否/37Sep第二次上海事変は数日で1万近い戦死者。中国側も空爆が第...
皇太子は欧州訪問でヴェルダン激戦地の惨状に近代兵器の破壊力を思い知る、帰国してすぐ摂政宮に/“君主無答責”の原則は、第一次世界大戦処理で破られ、戦勝国はウィルヘルムⅡ世身柄をたびたび要求したが、亡命先オランダは拒否/37Sep第二次上海事変は数日で1万近い戦死者。中国側も空爆が第三国に被害を与えアメリカが不干渉を決める誤算。宣戦布告すると自国船しか軍需物輸入に使えない/同Dec南京アトロシティーには緘黙。/翌1月、蒋介石は講和を考えていたが「相手にせず」宣言でやむを得ず強硬化と日記(閲覧は研究者のみ)の分析。大虐殺があったとすれば蒋介石の知った時点で日記に記述があるのではないか。「証拠写真」の全ては転用など捏造と分析されている。
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今までにこの時代を取り上げた数多くの歴史書を読んできたが、その視点や切り口、詳細さや語り口、価値観や先人の研究成果の活用など、本書は全てにわたり秀逸のひと言である。 実におもしろく、なぜ昭和の日本があんな愚かな選択に踏み込んでいったのか、多くの知見を得ることができた。 思うのだが...
今までにこの時代を取り上げた数多くの歴史書を読んできたが、その視点や切り口、詳細さや語り口、価値観や先人の研究成果の活用など、本書は全てにわたり秀逸のひと言である。 実におもしろく、なぜ昭和の日本があんな愚かな選択に踏み込んでいったのか、多くの知見を得ることができた。 思うのだが、やはり日本は明治初期に西洋的な政治システムを日本的にアレンジしつつ導入した無理が、その後呪縛として付きまとっているのではないだろうか。戦前昭和期のみならず現在までも。 そのような感想を本書読後に抱き、ますますこの時代への興味が高まった。 2016年12月読了。
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天皇の歴史シリーズの第8弾。昭和天皇に焦点を当て、大正・昭和期の歴史、特に、日中戦争、太平洋戦争に至る歴史を丹念に描いている。最新の近代史学の研究成果をふんだんに取り込み、客観的で信頼に足る歴史叙述となっている。 昭和天皇が国際協調主義者で、戦争を不本意なものと考えていたことは事...
天皇の歴史シリーズの第8弾。昭和天皇に焦点を当て、大正・昭和期の歴史、特に、日中戦争、太平洋戦争に至る歴史を丹念に描いている。最新の近代史学の研究成果をふんだんに取り込み、客観的で信頼に足る歴史叙述となっている。 昭和天皇が国際協調主義者で、戦争を不本意なものと考えていたことは事実だろう。また、法的、制度的に明治憲法下では君主無答責であったこともよく理解できる(ただし、昭和戦前期に君主無答責を定めた明治憲法第3条の規定の理解は変質していくが)。しかし、本書で指摘されるように、昭和天皇は昭和戦前期において政治的人間(=歴史の動力となるもの)であった。その意味での戦争責任はやはりあるのだろうと思う。 本書では、これまで知らなかったような興味深いエピソードがいろいろ紹介されていた。例えば、原敬の「宮中非政治化構想」や、不戦条約批准に対する批判、血盟団事件の「精神的方面」を過大に評価する判決とそれに対する国民の支持、天皇機関説問題の本質、石田政子の率直な手紙、高松宮の天皇への批判などである。日中戦争や太平洋戦争を考えるうえで、本書は必読であろう。
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