商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2011/08/20 |
JAN | 9784492223154 |
- 書籍
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ルポ アメリカの医療破綻
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ルポ アメリカの医療破綻
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3.7
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1910年頃、医者がただのインチキ祈祷師よりはマシな存在になる。1920年頃から無保険の問題が意識される。アメリカの経済的台頭とともに、職場単位の医療保険制度が普及。1960年頃には90%のアメリカ人が何らかの形で医療保険に加入。ところが1990年代になると職場単位の医療保険が衰...
1910年頃、医者がただのインチキ祈祷師よりはマシな存在になる。1920年頃から無保険の問題が意識される。アメリカの経済的台頭とともに、職場単位の医療保険制度が普及。1960年頃には90%のアメリカ人が何らかの形で医療保険に加入。ところが1990年代になると職場単位の医療保険が衰弱。企業も国際競争にさらされ、極力保険負担を避けたがるようになる。例えばGMでは1997年、車1台あたり700ドルが従業員の医療保険として上乗せされ、それが2004年には1400ドルにまで跳ね上がった。このコストを削減したがるのは当然のことではある。失職者の医療保険がないばかりか、普通に働いていても医療保険に入れてもらえない人が増加。アメリカ国民の16%は無保険。個人向けの医療保険の中には悪徳なのも多い。マーケティングや一人ひとりの適性審査にコストが掛かるうえ、株主から利益を要求される民間保険会社の保険は割高になりがち。 大企業による雇用がこれから増えるとは思えない日本においても、医療保険のセーフティネットはどんどんもろくなっていくのだろうと感じさせられた。 ルポという体裁が苦手。。。頭とおしりだけかいつまんで読む、というのが通用にしにくいし、事例積み重ねたところで、そりゃ主張にあう事例くらいいくらでも集められるでしょ、という気になってしまう。
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USの医療状況は崩壊してるなー。特異な国ですね。 日本に参入したら日本の顧客を獲得して自国の医療制度の 赤字とマージンするメリットがあるねー。(赤字を輸出したい) 日本の赤字病院を株式会社の参入などでアメリカが 管理医療傘下にはいり治療を選別しつつ、 米国企業にとってコストにか...
USの医療状況は崩壊してるなー。特異な国ですね。 日本に参入したら日本の顧客を獲得して自国の医療制度の 赤字とマージンするメリットがあるねー。(赤字を輸出したい) 日本の赤字病院を株式会社の参入などでアメリカが 管理医療傘下にはいり治療を選別しつつ、 米国企業にとってコストにかかる物は 診療報酬で国に請求するとかやりそうだね。 ------------ ・国民皆保険を実現したかったが、政府のコストと 市場を信望するアメリカでは職業保険や協同組合 的なブルークロスが誕生し民間による国民皆保険を実現 する方向に進む。 ・その後、保険会社が参入し理念と相違の有る管理医療が まかり通る。医師・病院に対してHMOが治療法や保険の 適用の有無を指示・制約する。 ・よって保険に加入する前の事前審査や保険加入中も保険 適用外になるなど不利益が多い。 ・雇用主が医療保険に拠出する費用は法人税の課税対象外と なり医療保険の1ドルは給与の1ドルより価値ある物に なっていくが経済成長の停滞も伴い、従業員向けの保険は 雇用主の重しになっていく。 ・現在、アメリカの無保険者は4000万人である。
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