商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2011/08/18 |
JAN | 9784334976576 |
- 書籍
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精神科医が診た「外交敗戦」
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精神科医が診た「外交敗戦」
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タイトルにある通り、外交の専門家ではない精神科医が、「セカンドオピニオン」として、日本外交のあり方について書いた本。 門外漢の筆者が書いていることなので、外交の専門家から見ると、いろいろと言いたいことはあるだろうと思われますが、全体的に主張していることは正しいと感じます。面白いのは、精神科医の筆者の主張が、佐藤優氏や手嶋龍一氏が主張している、インテリジェンス(情報収集機関)の強化が必要というものとほぼ同じであること。筆者の主張は、心理学的なアプローチでの情報収集の必要性を説いていますが、正しくインテリジェンスの一面を述べているのです。 日本のインテリジェンスが弱く、総理大臣が変わるたびに、総理大臣の個性・能力によって、外交政策がぶれまくっているのは、周知の事実。日本も早く、アメリカのホワイトハウスのように、優秀なブレーン・スタッフを多く抱えた、チーム総理官邸のようになっていかなければ、民主党政権発足後の鳩山・菅といった、意味不明な政権運営が続くことになるのだと思います。(自民党政権下でも変わりませんが。) また、マスコミに対する批判も的を得ていて、日本のマスコミが、国民に適切な判断材料を供給する十分な役割を果たせているとは思えません。ただ、筆者はマスコミのみを批判していますが、大衆迎合的な報道を促しているのは国民であるという、国民に対する批判の視点が弱いと感じました。読者を批判するのは気がひけたのでしょうか。
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