商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | リトルモア |
発売年月日 | 2011/08/01 |
JAN | 9784898153130 |
- 書籍
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映画長話
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映画長話
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
映画を観てないと中々イメージが湧きづらいけど、対談形式なのでライトに読める。 個人的には最終章が1番興味深かったかと。 10年以上の前の本なのでまた現状で考え直してみても面白そう。
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黒沢清、青山真治の両監督については、以前から大好きでその作品を何度もくり返し、よく観ていた。 観客として、他の監督とは明らかに異なる引力を持った映画を撮る人であると、体験的にそう感じていたまでにすぎないが、先輩と後輩、また蓮實重彦の教え子という関係にあったとは知らなかった。 ...
黒沢清、青山真治の両監督については、以前から大好きでその作品を何度もくり返し、よく観ていた。 観客として、他の監督とは明らかに異なる引力を持った映画を撮る人であると、体験的にそう感じていたまでにすぎないが、先輩と後輩、また蓮實重彦の教え子という関係にあったとは知らなかった。 そもそも僕は、蓮實重彦という人について、ものすごい批評家であるという程度の認識しかなく、その考えにも触れたことがなかったのだが、まさか教え子の作品を通してそれを体感していたとは! 本書がとてもいいのは、互いへの敬意と緊張感を保ちつつ、思い切って、「最近なんか面白い映画みました?」という雑談からスタートしているところで、基本的にはただ映画が好きで好きでしょうがない人たち、という立場をとっている点。 しかしこれが、僕のようにレンタルDVDで映画を観て、面白かっただの、つまらなかっただの、気分で語ってしまうような程度の低いものではなく、映画というものの本質を射貫くほどの言葉をもって話されている。その言葉は軽く、冗談交じりなのだが、熱いものがある。 タランティーノ監督の『デス・プルーフ』や、ウェス・アンダーソン監督の『ダージリン急行』がすごく良いという話から、遠慮がちに黒沢清監督の『トウキョウソナタ』がいかにすごい映画であるかの話に流れていくところで、照れやがって! と思いながら、じつは僕もそれがすごく嬉しくて、読み始めにしてすでに、ここに感想を書くに至る。 聞いたことのない監督名や作品名、撮影の技法などもたくさん出てくるが、そのこと自体について語っているわけではなく、つまるところ「自分は世界をこのように見ている」という、人間同士の対話へと昇華されているので退屈せず、自分ももっとたくさん映画を観て、考えて、悩んで、そうして生きていこうと思った。 それと先輩方ごめんなさい! 僕は最近のタランティーノはよく分からんとか思い上がって、『デス・プルーフ』観てませんでした! ティム・バートンも同様に『猿の惑星』すら観てません! ちゃんと観ます! 反省してます!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本を読み終わってみようと思った映画 チェンジリング、アイズワイドシャット、トウキョウソナタ、リミッツオブコントロール、デスプルーフイングラインドハウス、サブウェイ123、アウトレイジ
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