商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | シーライトパブリッシング |
発売年月日 | 2011/08/11 |
JAN | 9784903439129 |
- 書籍
- 書籍
オリーブも含めて
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
オリーブも含めて
¥1,980
在庫なし
商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
鳩、不良グループ、ロトくじ、猫、そしてオリーブとは…気になるものがいろいろ出てくる。たくさんの人物があれこれと繰り広げる、ちょっとドタバタ気味の群像劇。 一見して分厚い本だけれど、センテンスが短いのと会話が多いので、ぐんぐん読める。改行も多く、章も短いものでは1ページに入るほど...
鳩、不良グループ、ロトくじ、猫、そしてオリーブとは…気になるものがいろいろ出てくる。たくさんの人物があれこれと繰り広げる、ちょっとドタバタ気味の群像劇。 一見して分厚い本だけれど、センテンスが短いのと会話が多いので、ぐんぐん読める。改行も多く、章も短いものでは1ページに入るほどで、話の展開、場面の転換が早く、めまぐるしい。 そうか、これはどれか特定の人や物を描いているのではなくて、この《イタリア北部コモ湖畔の田舎町ベッラーノ》そのものを描いているのかも。そう思うとなるほど、と納得する。 長い、しゃれた小咄のてい。 蛇足だけれど、訳者あとがきだけ、どうしてこんなに字の大きさが突然小さいのだろう。読みにくくて、そこがちょっと残念。
Posted by
どなたかが「面白い」って仰ってたのと、タイトルと装丁も可愛かったので読んでみた。このタイトルは・・・・80年代のヒット曲「北ウイング」を彷彿とさせつつ、それよりもっとひどい(というか何というか、最後はよかったけど)。登場人物か次から次へと増えていき、話も果てしなく広がっていくよう...
どなたかが「面白い」って仰ってたのと、タイトルと装丁も可愛かったので読んでみた。このタイトルは・・・・80年代のヒット曲「北ウイング」を彷彿とさせつつ、それよりもっとひどい(というか何というか、最後はよかったけど)。登場人物か次から次へと増えていき、話も果てしなく広がっていくようだが、最後には大団円。水色の空と、オリーブグリーンの中を吹き渡る風のような気分のよさを得られた。でも、読み終わった今も、人物相関図を正確に書ける自信は全くない。
Posted by
ひとつの小さな挿話が次の物語を生み、という形で連なっていく実に奇妙な小説。その積み重なりが最後に読み手をどこに連れて行くのか、ということもわからないままに、私は読み進めるその手を止めることはできなかった。傑作。
Posted by