商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2011/08/06 |
JAN | 9784591121788 |
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怪
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
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『真夏の夜にゾワゾワするお話を3つほどいかが?』 妖剣の奥義を習得し旅立つまでを描いた【喪神】 不気味な古い兜の来歴を描いた【兜】 木曽路の旅籠での不思議な体験を描いた【眉かくしの霊】 ゾワっとしたい方におすすめ!
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「喪神」 幻雲斎の剣術のおそろしさ、神がかった様に圧倒される。 本人の意思を越えたものを感じる。 その根幹は、己の本能にあらがわないことだ、という。 克己・犠牲の類こそ邪念だ。 「人間」という枠を超えた、生物としての強い言葉だ。 生の根源を否定するな。 そこにこそ、真の強さがある...
「喪神」 幻雲斎の剣術のおそろしさ、神がかった様に圧倒される。 本人の意思を越えたものを感じる。 その根幹は、己の本能にあらがわないことだ、という。 克己・犠牲の類こそ邪念だ。 「人間」という枠を超えた、生物としての強い言葉だ。 生の根源を否定するな。 そこにこそ、真の強さがある。 人の強さは、もうすでに、己の中に備わっている。 そのような教えが内からにじみ出るように、哲太郎は我知らず秘儀を身につけたのだ。 「兜」 物になにかが宿っている、読むに従い、その気味の悪さがじわじわと広がっていく。 第三者の語り口を通じているので、感情がきつく描写されているわけではないが、だからこそ、かえって、ひやりとした空気が強調される。 面白かった。 「眉かくしの霊」 昔の話と現実、いくつもの対比が入り乱れる。 妖艶で、つめたく美しく、おそろしい。 流れる水のような文章から、何かが霧のように湧き上がってくる。 しかし、その霧の中から、思わぬむき出しの爪が迫るかのような、迫力がある。 泉鏡花らしい作品だ、と感じた。
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不気味な話ばかりですごく好みだった 個人的に好きなのは最初の話 夏になるとこういうの読みたくなるんですよねえ 五味康祐『喪神』 岡本綺堂『兜』 泉 鏡花『眉かくしの霊』
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