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日本の陶磁 伊万里 カラーブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 保育社 |
発売年月日 | 1990/10/01 |
JAN | 9784586502790 |
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日本の陶磁 伊万里
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日本の陶磁 伊万里
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(2008.04.23読了) 戸栗美術館の「初期伊万里展」を見た帰り道に立ち寄った古書店で、この本を見つけました。展覧会で見たのとよく似た磁器の写真が多数掲載されているので、カタログ代わりに買ってきました。 見てきた作品の印象が薄れる前に読んでしまうことにしました。 伊万里は、有...
(2008.04.23読了) 戸栗美術館の「初期伊万里展」を見た帰り道に立ち寄った古書店で、この本を見つけました。展覧会で見たのとよく似た磁器の写真が多数掲載されているので、カタログ代わりに買ってきました。 見てきた作品の印象が薄れる前に読んでしまうことにしました。 伊万里は、有田郷で焼かれ、伊万里港から積み出されたので、伊万里焼と呼ばれるようになった。伊万里は、日本の磁器の始まりといわれるのですが、陶器と磁器の違いを辞書で、確認すると以下のとおりです。 【磁器】素地(きじ)のガラス質が磁化して半透明となり、吸水性のない硬質の焼き物。陶器より高火度で焼かれ、たたくと金属的な音がする。中国で創製され、日本では江戸初期の有田焼に始まる。[大辞泉] 【陶器】陶磁器のうち、素地(きじ)の焼き締まりが中程度で吸水性があり、釉(うわぐすり)を施した非透光性のもの。土器よりもかたいが、磁器にくらべてやわらかい。[大辞泉] 伊万里の始まりは、秀吉の朝鮮出兵の際、陶工を連れ帰ったことです。 日本で始めて磁器が作られたのは、1616年とされています。(実際は、10年以上さかのぼれるようです。) 創成期から1643年ごろまでの肥前磁器を「初期伊万里」と呼びます。 古伊万里と呼ばれるものの最も特徴が出ている時期は、1684年ごろから1734年ごろと著者は述べています。 (「初期伊万里」と「古伊万里」は同じと思っていましたが、別のようです。) 1639年に鎖国令が出て、1641年に長崎出島のみを海外貿易の窓口にしたのですが、伊万里は、長崎出島に近く、オランダ商館からの注文に応ずることができ、発展が可能でした。 18世紀中ごろからオランダ貿易が衰えたのですが、国内市場のほうが発展してきたので、多様な品種と多様な意匠様式が作成された。 1828年に大火があり、壊滅的打撃を受け、生産は著しく低下した。 ●古伊万里(120頁) 古伊万里は、染付磁器と色絵磁器と並行しながら量産され、完成された色絵磁器は、単彩、三彩、五彩の他に金彩、あるいは銀彩を加味し、上絵付けのみでなく、下絵、染付けの絵模様の上にさらに上絵付けで色絵を描く染錦の技法によって、古伊万里らしい装飾性を見せています。 焼き物分野は、言葉の意味がまだ分からないので、・・・。分かりたければたくさん見るしかないでしょうけど。本もそれなりに読まないといけないでしょう。 著者 永竹威(ながたけ・たけし) 1916年 佐賀県牛津町生まれ 美術評論家連盟正会員 佐賀県陶芸協会常任理事 (2008年4月24日・記)
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