商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 医学書院 |
発売年月日 | 2011/07/28 |
JAN | 9784260012034 |
- 書籍
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その先の看護を変える気づき
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その先の看護を変える気づき
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
向いてないんじゃないかとか、そんなつまづいちゃった ベテラン看護師さんに読んで欲しいし これから、 たくさんの経験をする新人看護師さんにもおすすめ。体験集。
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- ネタバレ
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・かつて慶應義塾大学の精神科助教授だった頃の故小此木啓吾先生は、学生の講義の最初に必ず「アイスクリームを食べない子」の例を揚げておられた。友達の家に幼い子たちが集まって遊んでいた時、その家のお母さんがみんなにアイスクリームを出した。ところが、一人だけ食べない子がいた。「なぜ食べないのか、理由を挙げよ」と学生の問うと、学生はそれぞれに理由を推測して答える。 「食べたいという食欲がないから」「冷たいものを食べると下痢をするから」「よそで出されたものを食べるのはいけないと、家でしつけられていたから」「太りたくないから」等、いろいろ意見が出された。 小此木先生はそれらの理由をいくつものパタンに整理して、それぞれを精神医学の用語でとらえると、「欲求がない」「自我(エゴ)の働き」「超自我(スーパーエゴ)の働き」「理想自我の働き」などということになると説明する。そして、こう語るのだった。 「人間は自分の行動を決意していく時の判断基準というものを一通りではなく、いくつももっている。そして、生きている間に遭遇するいろいろな場面で、それらの判断基準を多様に使いながら、行動を決定し、社会に適応して生きているのです」 ・そこで思い浮かべたのは、十数年前に来日した英語のホスピス創設者シシリー・ソンダース博士が私のインタビューに答えて語った数々の珠玉のような言葉の中の一つだ。 「自分のすべてを理解してほしいと思っている患者はいません。ある患者に尋ねたことがあります。『いちばんしてほしいことは何ですか』と。彼の答えは、『自分をわかろうとしてくれる人がいればいい』というものでした。自分を理解しようと努めてくれる人を求めていたんです」。
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