宮澤賢治 雨ニモマケズという祈り とんぼの本

重松清, 澤口たまみ, 小松健一【著】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2011/07/23
• JAN: 9784106022210

商品レビュー

2021/04/27

妹トシの臨終のときの心境を詩にした永訣の朝。あめゆじゆとてちてけんじや。言葉の響きに胸がしめつけられたこと。注文の多い料理店の怖さ。オツベルと象のあとでどしどし来た象は自然災害を表していたのか。セロ弾きのゴーシュ、虔十公園林もすきだった。賢治にも愛する人がいたんですね。もう一度宮沢賢治の本を読みかえしたくなった。

2020/04/03

裕福な家の長男。
岩手・花巻の自然の中で生まれ育つ。
結核。
恋愛があった。
新しい発見。
写真が美しい。

2011/10/27

帯に書かれている重松さんの言葉「宮澤賢治なら、この震災の被災者にどんな言葉を手向けるだろう」が考えさせられる。「人の喜びを自分の如く喜び、人の苦痛を共に分かち合える」そんな人間の言葉をわしには思い浮かぶことはできない。 祈りのように思う。願わない。願いは善悪関係なくそれは欲望だから。どれだけ「善」であろうと欲するものは