商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1992/07/01 |
JAN | 9784061157729 |
- 書籍
- 新書
日本語のこころ
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日本語のこころ
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
日本語には、古来からの日本の言葉である大和言葉と、外国から導入された漢語があります。著者は、和歌の言葉には漢語がほとんど見られず、ほぼ大和言葉だけで詠まれてきたことに注目します。漢語を多用した言葉は、知的理解を可能にしますが、日本人の魂に直接響いてくるのは大和言葉で書かれた言葉の...
日本語には、古来からの日本の言葉である大和言葉と、外国から導入された漢語があります。著者は、和歌の言葉には漢語がほとんど見られず、ほぼ大和言葉だけで詠まれてきたことに注目します。漢語を多用した言葉は、知的理解を可能にしますが、日本人の魂に直接響いてくるのは大和言葉で書かれた言葉の方だと著者は言います。和歌だけでなく、歌謡曲やフォーク・ソングなどの流行歌でも、大和言葉を用いた叙情的な歌詞が広く受け入れられてきたことも、こうした著者の主張を裏づけています。 著者の考える「日本人」は、大和言葉に魂のよりどころを持つ人びとを意味します。「和歌三神」の一つである柿本神社は、柿本人麻呂を祀っています。微賎の出である彼が住吉大社と並ぶ神格を認められたという事実は、日本人が「和歌の前に平等」という考えを持っていたことを示していると著者は論じます。また、百済から渡来した王仁も、「難波津の歌」を詠み天皇に忠愛の心を持つ限りで、「日本人」として認められた実例であり、このことにも「和歌の前に平等」という日本特有の発想が見られると著者は主張します。 「日本人」のアイデンティティが「日本語」によって培われてきたということは、伝統に内在的な立場からも、アイデンティティを批判的に問いなおす立場からも論じられていますが、保守派の論客として知られる著者の議論では、「日本語」が「日本人」というアイデンティティの心理的な紐帯となっていることを、本質主義的に捉えようとする傾向が顕著に見られるように思います。
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今までなんとなく、小学校の英語教育に反対してた。まず、日本語を話せるようにならなければ と。その日本語って、この本でいうと、和歌になる。子供には、和歌とふれあわせてみよう
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
白いブランコ、さよならをするために、という2つの歌が、大和言葉からなることを示している。 「時には母のない子のように」も大和言葉からなる。 日本語を学ぶと、外国語を学ぶ視点が生まれてくるように思えた。
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