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革命議会における教育計画 岩波文庫
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革命議会における教育計画 岩波文庫

マリー・ジャン・アントアーヌ・(著者), 渡辺誠(著者)

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革命議会における教育計画 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1992/09/01
JAN 9784003370216

革命議会における教育計画

¥385

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2015/03/23

1792年に立法議会に提出された公教育計画案の邦訳。ここでコンドルセは、統一的教育システムを、小学校、中学校、アンスティチュ、リセー、国立学術院の五段階の組織から構成されるものと構想した。各段階で教育される内容はさておき、コンドルセの公教育組織案を貫く理念は、教育は真理を伝達しな...

1792年に立法議会に提出された公教育計画案の邦訳。ここでコンドルセは、統一的教育システムを、小学校、中学校、アンスティチュ、リセー、国立学術院の五段階の組織から構成されるものと構想した。各段階で教育される内容はさておき、コンドルセの公教育組織案を貫く理念は、教育は真理を伝達しなければならない、というものである。そのため、教育がとりわけ行政権と宗教的権威から独立していることが重要だとされる。宗教的権威が人間の進歩の阻害要因になったという歴史理解は、彼の遺著にも見られるものである。もっとも、この草案で興味深いのは、世論の力に期待をかけた思想家という側面がクローズアップされている(と個人的には理解している)コンドルセが、「教育をあらゆる種類の権威から解放したからには、われわれは教育を世論にも隷属させることのないように警戒しよう。教育は世論を予想し、これを矯正し、形成しなければならぬが、これに追従し、これに服従してはならない」と記していることである。ここには、それでは真理を誰が知り、誰がそれを他人に伝達することになるのか、という重大な問題が隠れているように思われる。

Posted by ブクログ

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