商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/07/13 |
JAN | 9784163741802 |
- 書籍
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昭和天皇伝
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昭和天皇伝
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
昭和天皇の実像に迫る本なのだと思うが、確信は持てない。右翼や陸軍は、天皇の意思を無視してもいいと本当に考えていたのか?それはどんな根拠によるものなのか。自分たちが正義であり、せいきを実現する為には何をしてもいいと考えていたのか?だとすれば、無責任かつ極めて独善的組織であり、そのよ...
昭和天皇の実像に迫る本なのだと思うが、確信は持てない。右翼や陸軍は、天皇の意思を無視してもいいと本当に考えていたのか?それはどんな根拠によるものなのか。自分たちが正義であり、せいきを実現する為には何をしてもいいと考えていたのか?だとすれば、無責任かつ極めて独善的組織であり、そのような存在を許してしまった原因を徹底的に排除しなければならない。
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文字通り、昭和天皇の伝記。 昭和初期、教育や輔弼が不十分であったことが遠因となり、対応の誤りのよって軍部の信頼を得られず、軍部の独走を許。戦後は、初期において、円熟した政治家として日本を導き、後期は象徴として戦争への道義的責任を果たしてきた。 戦前から戦後初期の昭和天皇像を始めて...
文字通り、昭和天皇の伝記。 昭和初期、教育や輔弼が不十分であったことが遠因となり、対応の誤りのよって軍部の信頼を得られず、軍部の独走を許。戦後は、初期において、円熟した政治家として日本を導き、後期は象徴として戦争への道義的責任を果たしてきた。 戦前から戦後初期の昭和天皇像を始めて知ることができた。その姿は後年の姿だけからは想像ができない。 一次資料による記述は信頼できるものと推察される。本著者の他の著作も読んでみたい。
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戦前から戦後にかけて正に激動の昭和の時代を生きてきた人である。 昭和天皇は張作霖爆殺事件での反動や二・二六事件で鎮圧を命じても直ちに陸軍は動いてくれなかった恐怖の経験等が重なり、また、立憲国家を放棄することにより生じる恐れのある革命やクーデターを避けるためにも、開戦は立憲君主的行...
戦前から戦後にかけて正に激動の昭和の時代を生きてきた人である。 昭和天皇は張作霖爆殺事件での反動や二・二六事件で鎮圧を命じても直ちに陸軍は動いてくれなかった恐怖の経験等が重なり、また、立憲国家を放棄することにより生じる恐れのある革命やクーデターを避けるためにも、開戦は立憲君主的行動で決定する道を選んだ。しかしながらどうしてこんな戦争が起きてしまったのか、という問題を悔恨をこめて、終生煩悶し続けたのである。心休まるときは無かったのかもしれない。本書読了日は奇しくも昭和天皇が崩御してから23年目にあたる。(読み応えのある良書。時をおいて再読したい。)
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