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禁断の交際 秘め事しらべ 竹書房ラブロマン文庫
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禁断の交際 秘め事しらべ 竹書房ラブロマン文庫

響由布子【著】

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禁断の交際 秘め事しらべ 竹書房ラブロマン文庫

712

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2011/07/12
JAN 9784812446416

禁断の交際

¥712

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2012/08/22

官能面でパワーUPしたシリーズ2作目

謎の探偵「諏訪あかね」と冴えない相棒「平野幸作」の隠密調査シリーズ第2弾。本作で特筆すべきは官能描写の充実であろう。と言っても猛烈に昂ぶらせるようないやらしさがある訳でもないが、これまで響作品は総じて淡白だったこと思えば大幅な前進と言える。一度は袂を分かった2人が再開する冒頭より...

謎の探偵「諏訪あかね」と冴えない相棒「平野幸作」の隠密調査シリーズ第2弾。本作で特筆すべきは官能描写の充実であろう。と言っても猛烈に昂ぶらせるようないやらしさがある訳でもないが、これまで響作品は総じて淡白だったこと思えば大幅な前進と言える。一度は袂を分かった2人が再開する冒頭より情熱的な交わりが出てくるのは嬉しい驚きだが、前作よりセックス指南役でもあったあかねから早速お小言を頂戴してしまうところは苦笑しきりであり、同時に、これくらいのわがままは受け止めてほしい気もするのはやっぱり男の身勝手なのだろうかとも思ってしまうところである。ちょっと変わった形の3P(?)のようなプレイも続いて登場したりと、官能面が連続して描かれる前半ではあかねの過去が少しだけ判明していたりする。 中盤以降の調査段階は概ね前作と同様の手法で幸作の出番となる。指南が終わっているためか、あかねとの情交は影を潜め、とある母娘と幸作との駆け引き絡みの交わりがメインとなっている。あかねファンには物足りないかもしれないが、シンプルながらも謎解き要素を散りばめた面白さはある。 幸作への想いを複雑に悩むあかねが嫉妬絡みでドジを踏んで窮地に陥る終盤は官能的にも読み応えのある場面。ドキドキな貞操の危機を迎えてしまうのは王道ながら興奮を誘うものである。しかし、ここから男女の想いのすれ違いを描く結末までは、その動機が少々希薄に思え、やや強引に持っていった唐突さを感じなくもない。また、今回の黒幕の行動を思い返すと、男がその職を賭して、悪事に手を染めてまで訴えるほどのことか?内容の割にリスクが大き過ぎないか?との素朴な疑問が浮かんでしまった。まぁ、推理小説ではないので、ここで重箱の隅を突いても詮無きことだが、展開の柱としている要素だけに、ここはもう少し合理性と妥当性のある理由がほしかったところか。でも、淫猥度が随分パワーUPしたから別にいいか。限りなく星5つな4つとさせていただく。

DSK

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