商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1992/10/01 |
| JAN | 9784061580763 |
- 書籍
- 文庫
日本文化史研究(上)
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日本文化史研究(上)
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日本文化史研究 上 著:内藤 湖南 出版社:講談社 講談社学術文庫 76 京都帝国大学が誇る東洋学者である、内藤湖南は、新井白石が唱えた、邪馬台国畿内説を提唱して、戦前の学会を二分した京都学派である。 卓越した中国研究から、日本を眺めたのが、本書、日本文化史研究である。 文化...
日本文化史研究 上 著:内藤 湖南 出版社:講談社 講談社学術文庫 76 京都帝国大学が誇る東洋学者である、内藤湖南は、新井白石が唱えた、邪馬台国畿内説を提唱して、戦前の学会を二分した京都学派である。 卓越した中国研究から、日本を眺めたのが、本書、日本文化史研究である。 文化とは、何か。 国民全体の智識、道徳、趣味等を基礎として築き上げられたものと冒頭で提示している ただ、その文化とは、もともと、日本にあったものを、シナ文化の影響で醸成したものなのか、それとも、シナ文化が到来した時点で、ともに混在となったもののなかから、新たに生み出されたものなのか、という問題を提起する 国学は前者の立場にあり、もともと、日本には、その基礎があったという立場をとる。だが、内藤湖南は、後者をとる、シナ文化の周辺地域のひとつとしての日本を俯瞰して、その影響を受けつつ、やがて日本文化を形成したと説く。 かれのすばらしいところは、思い込みにおちいらず、さまざまな客観的な史実を確認しながら、進むところであると思いました。 シナ文化によって、日本文化が形成せられる時代は、ずいぶん長きにわたっているので、政治上社会上その進歩が徐々に完成していったとみる。けだし、そのとおりだとおもった。 渡来人が日本に定住するにあたって、彼らの報じてきた神々が、日本にも定着していく過程で、様々な神社がたてられていく。それは、神の名前や、様式から、朝鮮でのものではないかという痕跡を追う。古い神社にはそれなりの文献がのこっているのであるから、そういった文献について、深く研究するのがいいといっている。中国研究の権威であり、語学の達人の著者らしい一面である。 朝鮮半島が、シナの国々の侵攻によって、シナ文化に取り込まれていった一方で、日本では、大陸へのフィードバックを含めたやりとりがあり、シナとは少し離れた立場で、影響を受けたのが、よかったのかもしれない。 中国との外交については、日本人が古来そのまま対応できるはずもなく、渡来した、シナ人や、朝鮮人が、日本人として対応したと断言する。 政治の中核にそうした、渡来人たちがいて、やがて、日本文化をはぐくんでいくのである。平安前期はそういった渡来人たちの文化、漢文の世界であるが、平安後期には、かななどの日本的な特徴が表れていく。 聖徳太子については、今日の日本文化の基礎を作り、その当時の日本文明を建設したという点については、聖徳太子以上の人はいないと語る。 聖徳太子とは、日本を独立したひとつの国家として認識した最初の人間である。それが、日出ずる処の天子、……という、一文につながる。 当時の隋の皇帝とのやりとりについては、間に入った渡来人たちの翻訳技術のゆえに、おおごとにはならなかった。当時の日本人とは、そこまでの外国の、外交の智識がなかったのである。 こうして、シナ文化を受容する過程で、漢字をつかった、日本風の文章の作成など、日本文化へ取り込む流れが生まれていく。 弘法大師らが、中国文献を膨大に日本にもたらし、日本文化はシナ文化の刺戟を受けていく。 隋書経籍志などの文献学の目録などを例として、平安期まで、さまざまなシナの文化の影響を受け続けたことが語られている。 目次 ・日本文化とは何ぞや(その1) ・日本文化とは何ぞや(その2) ・日本上古の状態 ・近畿地方における神社 ・聖徳太子 ・飛鳥朝のシナ文化輸入について ・古写本日本書紀につきて ・唐代の文化と天平文化 ・弘法大師の文芸 ・平安朝時代の漢文学 ・日本の肖像画と鎌倉時代 ISBN:9784061580763 出版社:講談社 判型:文庫 ページ数:209ページ 定価:800円(本体) 1976年10月10日 第1刷発行 2016年10月11日 第37刷発行
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日本文化がいかに中国の影響下に育まれてきたかということが力説されている。 主には大正時代に書かれたものが中心になっているためか、いささか読みにくい文体である。
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