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重役室 角川文庫
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重役室 角川文庫

清水一行(著者)

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重役室 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1978/05/01
JAN 9784087501377

重役室

¥394

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2013/02/22

●内容 ・昭和30年代のいすず自動車をモデルに、次の社長の座をめぐる社内権力闘争を描いたもの。 ・人脈に対する見方や、派閥をめぐる記述は現代でも参考になりそう。 ●コメント (引用) ・そのとき重岡が真っ先に考えたことは、自分は一体は、社内の主流、傍系のいずれに位置し、誰...

●内容 ・昭和30年代のいすず自動車をモデルに、次の社長の座をめぐる社内権力闘争を描いたもの。 ・人脈に対する見方や、派閥をめぐる記述は現代でも参考になりそう。 ●コメント (引用) ・そのとき重岡が真っ先に考えたことは、自分は一体は、社内の主流、傍系のいずれに位置し、誰はどういう人脈に結びついているのかという分析だった。それは求めて結びつきを得たということよりも、従来の仕事や職掌上からの、自然に形成された上下の結びつきといっていい。 ・〈社長の腹心たらんとすれば、社長の自宅の一駅先に住むべし…〉  …これは日本における会社システムのなかで、無力なサラリーマンが企業内有力派閥に参加するための、きわめて初歩的な原則だと言われている。 ・道家も個人的には山部の能力を買っていた。能力はあった。それに個人的な煩悩にも、比較的恬淡としている。逆に、だから山部ではいけないのだと思った。山部の有能さは、優等生の有能さである。日本の自動車業界が激変期を迎えようとしているとき、初めから無能だとわかっている中山社長なら、まだどうにでも動かすことができたが、優等生的な有能さを持つ山部では、どうにも救いがなくなるだろうと思ったからである。  個人的な煩悩に執着するくらいの人間でなければ、会社の存続に対しても執着を失う恐れがあった。

Posted by ブクログ

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