商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2011/06/16 |
JAN | 9784396613952 |
- 書籍
- 書籍
謹訳 源氏物語(6)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
謹訳 源氏物語(6)
¥1,870
在庫あり
商品レビュー
4.7
5件のお客様レビュー
「若菜」 源氏39~47歳 源氏も不惑を迎え、大人としての振る舞いであったり、自分の地位・立場に応じた所作をしていく。 若菜は、三の宮を迎えるところから始まるが、紫上との間で源氏が悩む姿が印象的。 さらにそれが深刻化していく後半は少し重くもあるが、何とかそれを打開しようと懸命に...
「若菜」 源氏39~47歳 源氏も不惑を迎え、大人としての振る舞いであったり、自分の地位・立場に応じた所作をしていく。 若菜は、三の宮を迎えるところから始まるが、紫上との間で源氏が悩む姿が印象的。 さらにそれが深刻化していく後半は少し重くもあるが、何とかそれを打開しようと懸命に頑張る源氏の姿がとても良い。 (20代の浮ついた頃とは大違い!) 池澤夏樹個人編集の『日本文学全集 全30巻』の中でこの源氏物語は角田光代が訳を担当する。 (2017年~2018年にかけて源氏物語を上中下3巻に訳して発売予定) 女性心理の描写に長けた角田光代が三の宮と紫上の心情をどう表現するのかとても楽しみにしている。
Posted by
源氏物語54帖は全体を3部構成としてみると、第2部は「若菜」から始まります。女三の宮を迎え、源氏四十賀で華やかさのピークをここに持ってきます。一方、朝顔の君、朧月夜が出家し、親しかった女性を舞台から退場させます。次の世代が位階を進め、因果の種が蒔かれました。源氏の輝かしい半生を問...
源氏物語54帖は全体を3部構成としてみると、第2部は「若菜」から始まります。女三の宮を迎え、源氏四十賀で華やかさのピークをここに持ってきます。一方、朝顔の君、朧月夜が出家し、親しかった女性を舞台から退場させます。次の世代が位階を進め、因果の種が蒔かれました。源氏の輝かしい半生を問い直させるクールな紫式部。「源氏物語」の価値はこの第2部があることでしょう。大作を自在に操る紫式部の頭抜けた手並に唸ってしまいます。
Posted by
入内させた娘に男子が生まれ、栄華を極める源氏。 しかし朱雀院から女三宮の後見を頼まれたことで、最愛の妻紫の上より高貴な立場の正室を娶ることになり、困ったことになる。 身分は高いがぼんやりとした女三宮を持て余し気味のところに寝取られることになり、体面もあって悩む源氏。 しまい...
入内させた娘に男子が生まれ、栄華を極める源氏。 しかし朱雀院から女三宮の後見を頼まれたことで、最愛の妻紫の上より高貴な立場の正室を娶ることになり、困ったことになる。 身分は高いがぼんやりとした女三宮を持て余し気味のところに寝取られることになり、体面もあって悩む源氏。 しまいには女三宮に隙が多いことを非難する源氏だが... 「お 前 が 言 う な」 心理描写もそうだが、管弦や衣裳などの芸術的な描写も細かく、1000年前にこれほど完成度の高い小説があったことに改めて驚かされる。
Posted by