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在日朝鮮人はなぜ帰国したのか 在日と北朝鮮50年
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大学図書 |
発売年月日 | 2004/02/01 |
JAN | 9784877981860 |
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在日朝鮮人はなぜ帰国したのか 在日と北朝鮮50年
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2004年出版。 複数の著者による編著で、帰国問題をさまざまな視点から論じている。 他の帰国問題関連本と比較して「面白い」部分は、帰国事業が行われていた当時に朝鮮大学校で教鞭をとり、またその後、朝鮮総連の商工団体役員を務めたという人物との対談だろうか。 ・金日成の誕生60周年に...
2004年出版。 複数の著者による編著で、帰国問題をさまざまな視点から論じている。 他の帰国問題関連本と比較して「面白い」部分は、帰国事業が行われていた当時に朝鮮大学校で教鞭をとり、またその後、朝鮮総連の商工団体役員を務めたという人物との対談だろうか。 ・金日成の誕生60周年にあたって200人の朝大生を「生きた贈り物」として北朝鮮に(半強制的に)送り込んだ事件 ・祖国にカネを供給する団体として北朝鮮のターゲットにされ、在日朝鮮人が大きな経済的ダメージを得るようになっていく過程 などが生々しく語られている。 また、帰国事業の北朝鮮における必要性、建国における帰国者の寄与といった部分に焦点を当てている部分も興味深い。 北朝鮮は労働力を求めて在日の帰国を促した。初期には金日成に忠誠を誓い、日本的な価値観や「自由」を捨てて建国のために邁進する「親衛隊」が形成された。北朝鮮はこのような「親衛隊」的帰国者を必要としたが、「自由」や「民主主義」の価値観を捨てきれなかった帰国者は必要がなかった。それが後に、帰国者が粛清の対象となっていった理由であろう。 本書はある程度の専門知識を持つ読者向けに書かれており、また各章で取り上げる内容が違うため、少々難解な部分があるが、そのぶん多くの視点を提示してくれている。
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