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「だてマスク」依存症 無縁社会の入り口に立つ人々 扶桑社新書
836円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2011/06/02 |
JAN | 9784594064235 |
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「だてマスク」依存症
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「だてマスク」依存症
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商品レビュー
2.5
8件のお客様レビュー
私は、だてマスクを付けたり、著者のところへ電話相談したりしかねない側の人間なので、わかったような顔をしてマスクする人を異常なもののように上から目線で分析するような著者の視点を不愉快に思った。しかしそれは、そんな自分を客観視する一つの視点でもある。 書いてること自体は、もっともら...
私は、だてマスクを付けたり、著者のところへ電話相談したりしかねない側の人間なので、わかったような顔をしてマスクする人を異常なもののように上から目線で分析するような著者の視点を不愉快に思った。しかしそれは、そんな自分を客観視する一つの視点でもある。 書いてること自体は、もっともらしい、どこかで既に読んでいたり実感している部分が多かったので、概ねそうかもね、としか言いようがない。っていうか、事例として挙げてる人べつにマスクしてないやんけ。心のだてマスク、とか言い始めたら、そんなん誰でも付けてると思う。演技してない、心のだてマスクをしていない人などいないし、もしいたらそれは口裂け女なので全力で逃げる。 距離の近い人の言葉ほど人を傷つけるのはよくあるし、だからこそ、親族間の殺人が多いわけで。親族友人でもない他人に打ち明け話をすることを不自然だとは思わない。縁の欠片もない第三者に特別な秘密を打ち明け相談し助けを求めることは大事だと思う。それはかつて宗教が担っていた役割かもしれない。 人にはいろんな側面があって、矛盾もある自分を受け入れることについては、平野啓一郎氏の言う「分人」という考え方がいまのところしっくりくる。一人でいる自分、会社にいる自分、友人といる自分、家庭にいる自分。矛盾している部分があるかもしれないが、どれが本当の自分というのではなく、どれも本当の自分で、その場その場のいろんな自分は、どれも本当の自分なのだ。 ただ、いろんな相反する要素を持つ自分がいて、その矛盾と自己統一性を気に病む、みたいなことはわかる。これって昔からあったんだろうか?昔は村落などの小さな共同体で全てが完結していて、プライバシーの概念も薄かったろうから、自分を隠しようがなかったのではないか?自分の統一性に悩む必要もなかったのではないか?近頃はネットなんてもんがあるから、自分の分散性がますます広がっている。アカウントによっては別人格、みたいなこともあるだろう。今はそんないろんな自分の自己矛盾に葛藤しない鈍感さが必要な時代なのかもしれない。
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「聞き上手倶楽部」というのを立ち上げた著者が、「だてマスク」を付けている若者を中心に、現在の相談してくる主に若者を分析した一冊。 エッセイとしては面白いけど、残念ながら分析にはなってないと感じた。
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電話での「有料話し相手サービス」を経営する筆者が体験した、現代日本のコミュニケーション障害についてのリアルレポート。 人に本音・本当の自分をさらすことが怖く、 風邪でもないのに「マスク」をつけることでその恐怖からわずかながら 解放されるという、だてマスク現象。 実際に電話サービ...
電話での「有料話し相手サービス」を経営する筆者が体験した、現代日本のコミュニケーション障害についてのリアルレポート。 人に本音・本当の自分をさらすことが怖く、 風邪でもないのに「マスク」をつけることでその恐怖からわずかながら 解放されるという、だてマスク現象。 実際に電話サービスにTELしてきた生声を豊富に収録しているので、 リアルな一次情報がとても参考になりました。 書籍構成的にはそれ以上でもそれ以下でもないのですが、 だてマスクという現象に着目したところがとても面白かったので、 個人的には有益な一冊でした。 それにしても、結構ヤバい現象です…
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