手塚治虫の『ブッダ』読本

潮出版社【編】

• 販売会社／発売会社: 潮出版社
• 発売年月日: 2011/06/04
• JAN: 9784267018763

商品レビュー

2024/08/19

手塚４２歳、虫プロ経営危機で社員労組に「漫画描いてないで経営に専念して」と言われる苦境／ライフワークとしていた『火の鳥』掲載誌COM休刊で、共通した「生命の尊厳」テーマで創価系「少年誌」『希望の友』に、「いっそ日蓮はどうですか」（さすがにジョークだろう）仏教の開祖、お釈迦様の生涯を漫画だから自由にということで始まった／「幸福」とか「生活改善」（資本主義的成功）を目指す大乗仏教よりの感想を文庫版各巻末に識者が述べているが、なだいなだ氏は「実存不安の典型的な例…現代でもいかに平和に平穏に暮らしても生きる限り実存不安は残る」先進的苦悩／偉大な改革者がいて大きな感化を及ばしたことは滅後百年頃のアショーカ王碑文からも間違いない

2011/07/05

2011.7.5 図書館
『ブッダ』はほとんどが手塚治虫のオリジナルなんですね。微妙に史実を織り交ぜ、脚色したもので言うと『アドルフに告ぐ』も好きです。
今悩んでいるので、煩悩をクリアにしたい。