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彼女について 文春文庫
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彼女について 文春文庫

よしもとばなな【著】

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彼女について 文春文庫

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/06/10
JAN 9784167667061

彼女について

¥748

商品レビュー

3.8

111件のお客様レビュー

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2024/01/21

ばななさんの作品の中でもかなり好きな本です。 エネルギーと静けさがせめぎ合っていて、苦しくなるような感じがたまりません。 おそろしい出来事は日常の延長上に存在する事をあらためて思う一冊でした。

Posted by ブクログ

2024/01/15

ばななさんの小説でこんなにどんでん返しで涙が出るなんて初めて、曖昧な疑問全てに納得がいきました。不幸中の幸い、のひと言でまとめられてしまえる由美子だけれど、綺麗に安らかな終わり方で良かった。そして、どんなに惨い死に方をしても少し泣いてしまうくらいの夜を幼少期から何度も過ごしていて...

ばななさんの小説でこんなにどんでん返しで涙が出るなんて初めて、曖昧な疑問全てに納得がいきました。不幸中の幸い、のひと言でまとめられてしまえる由美子だけれど、綺麗に安らかな終わり方で良かった。そして、どんなに惨い死に方をしても少し泣いてしまうくらいの夜を幼少期から何度も過ごしていても、最後に思い出すのは楽しいことばかりだということが私をとても安心させた。重いのに温かくて、不思議な気持ち

Posted by ブクログ

2023/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これも積読本から。 ハードカバーで。 ------------------------- さようなら、 私の世界。 幸せの魔女が、復讐の旅にでた。 どこまでも暗く、哀しみに満ちた 世界を最後に救ったものとは—— 大きな愛に包まれる、 ばななワールドの新境地! ------------------------- 久しぶりにばななさんの作品を手に取りました。 この方の文章は独特というか、 どうしてこんな書き方読ませ方できるんだろう、と。 久しぶりに再会したような気持ちです。 同じ状況をほかの方が書いても、 ばななさんのような文書にはならないんだろうな、と。 両親を事件で亡くし、 たった一人で生きてきた由美子。 突然現れた従兄の昇一。 二人で過去の巡礼の旅に出るという印象なのですが、 あわせて謎解きのようなミステリーのような印象がありました。 魔術を使う姉妹、 精神病院、殺人事件、 出てくる人も言葉も本当なら怖いはずなのに、 なぜかあたたかくて優しい。 内容は痛く凄惨な部分もあるのに、 ばななさんの文章のおかげで 静かで優しい空気になっています。 仕事の昼休憩に読むと、心が落ち着きました。 最後は…夢落ちかい!死んでたのかい!と思いましたが。苦笑 ばななさんが描く文章が好きだから読んで良かったです。 読書中は心が落ち着く時間でした。

Posted by ブクログ

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