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引じん(エンジン)/ENGINE
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引じん(エンジン)/ENGINE

矢作俊彦【著】

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引じん(エンジン)/ENGINE

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/05/30
JAN 9784103775065

引じん(エンジン)/ENGINE

¥1,760

商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2026/02/20

久々に昭和風味のハードボイルドを読んだ。比喩表現が減っていたものの、矢作節は健在。平成に発表された作品の中では読みやすいほうだと思う。

Posted by ブクログ

2015/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

矢作俊彦、いつ以来やろ。前に何を読んだか忘れたぐらいに久々。 本作は一言でいいづらい、主人公が警察官なんで警察小説とも言えるし、ハードボイルドとも言えるし、スパイ系国際冒険活劇とも言える、まぁそういう大藪晴彦系の小説。 この小説の核心は、なんといってもヒロインのズバ抜けて強くてセクシーでカッチョ良さをどう味わうかである。所謂ファム・ファタール的な男どもに不幸をもたらす系の美女なんだけど、存在が不幸をもたらすとか美女すぎて周りがほっとかないとか、そういう受身形の不幸じゃないのである。携えた武器・凶器(即ち拳銃、ナイフ、火薬、薬品、高級乗用車、身体、美貌)を振りかざして、不幸をまき散らすのである。 主人公がどんなにヤサぐれても、頑張っても、ヒロインに振り回されてる姿は滑稽さと悲惨さを醸し出す、公安や警察やロシアマフィアや中国ヤクザがどんなに頑張っても、ヒロイン1人になぎ倒されていく。その暴力には怖さや悲惨さを超えて、いっそすがすがしいものを感じる。 カーアクションシーンを筆頭に、活劇部分のスピーディーさや手に汗感も上手くて、ページ繰る手が止まらなくなるけど、それらも全て圧倒的なヒロインを味わう箸休めにすぎないように感じてしまう。 筆が走りすぎるのか、時々読みづらくてひっかかる文章や、そぐわない比喩とかも出てくる荒削りな部分もあるが、圧倒的な存在感のヒロインに引きずられてそんなことも気にならない力強い娯楽小説である。

Posted by ブクログ

2013/06/08

 ファム・ファタールというより、殺戮の天使と呼びたいようなヒットウーマンを追いかける刑事の運命。  とにかく面白い。すべてのページにハイテンポなアクションが詰まっている感じで止まらない。  矢作ソロ作品で、しかもおちゃらけないハードボイルドが、ここ数年定期的に出版されてい...

 ファム・ファタールというより、殺戮の天使と呼びたいようなヒットウーマンを追いかける刑事の運命。  とにかく面白い。すべてのページにハイテンポなアクションが詰まっている感じで止まらない。  矢作ソロ作品で、しかもおちゃらけないハードボイルドが、ここ数年定期的に出版されているので、毎年、このミスのトップが矢作になってしまう。そんな依怙贔屓はダメとは知りながら、やはり圧倒的に矢作のカリスマぶりに惹かれるのである。  毒をいっぱい持っているのに、コアな部分が少年のようなピュアな騎士道精神であったりするところがやっぱり他を圧倒しているような気がするのだ。  失われて久しいダンディズムが頼もしい限りだ。  物語が破綻を繰り広げ、登場人物がどんどん滅び去ってゆく気配のなか、バイオレンスが迫力を増し、情念や虚無が去来する。アジアンな黒い夜の中を、溶け出すような精神を引きずりながら、刑事はそのすべてを殺戮の天使への盲目的な恋に捧げてゆく。  大がかりな銃撃シーンと爆破シーンがいつもの矢作とは違う気配を醸し出すけれど、破滅の美学は今日も健全だ。かつていくつもの破滅のノワールを作り出していた矢作というハードボイルド・ライティング・マシーンが、大人の成熟に余裕のエンターテインメント風味で語り綴ってゆく、文句なし、唯一無二の活劇ロマンなのである。

Posted by ブクログ

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