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両隣の慰め 未亡人母娘vs.美姉妹 フランス書院文庫
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両隣の慰め 未亡人母娘vs.美姉妹 フランス書院文庫

芳川葵【著】

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両隣の慰め 未亡人母娘vs.美姉妹 フランス書院文庫

764

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2011/05/25
JAN 9784829617885

両隣の慰め

¥764

商品レビュー

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2011/06/14

設定を活かした数多くの情交

これまで様々な母子相姦を描いてきた作者の長編10作目となる本作は、初めて相姦要素のない作品となった。マンションの両隣に住まう母子と姉妹に挟まれた高校生主人公が、ふとしたきっかけから芋ずる式にウハウハな関係を結んでいく物語である。 初期設定は『両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛け...

これまで様々な母子相姦を描いてきた作者の長編10作目となる本作は、初めて相姦要素のない作品となった。マンションの両隣に住まう母子と姉妹に挟まれた高校生主人公が、ふとしたきっかけから芋ずる式にウハウハな関係を結んでいく物語である。 初期設定は『両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける(著:巽飛呂彦)』に酷似している。隣に馴染みの母娘、反対隣も仲の良い姉妹という、母娘丼&姉妹丼を実現させる4人ヒロインの配置に至っては同じである。こうも設定に共通項を見出だすと「二番煎じなのか」と訝しみつつ逆にキャラ立ちの違いを巽作品と比べて楽しむのも一興かと思えてくるが、作者のブログ『芳川葵の徒然記』等によると企画は本作の方が早かったらしく、さらには編集側から設定についてのリクエストが、会話と地の文とのバランスといった事柄と共にあった模様である。これらの要素もまた一連の芳川作品とは少し毛色の違う作風に繋がったのかもしれない。 それでも全体のテイストとして作者らしさが失われているかと言うと、全く以てそんな事はなく、逆にこうした事情を知らなければ普段通りの芳川作品としてフツーに受け入れられよう。その意味では、与えられた設定にも自分の持ち味をきちんと盛り込める作者の地力がしっかりあると見ることもできるが、最初に設定ありきで作品づくりが進んだようでもあるために、どちらかと言えば両隣のヒロインと順番に、そして一緒に交わるためのシチュエーションを主体とした作品に仕上がった感もある。 4人もヒロインがいれば1人1人との関係性が希薄になることも予想されるが、本作はかなり頑張っている。少なくとも情交においては序盤から始まっており、これがほぼ途切れることなく最後まで続いている。また、主人公へのショタコンっぽい愛情をベースにした情交描写の慈愛に満ちた良さは作者の真骨頂であり、娘を差し置いて少年と結ばれる不貞を憂いながらも覚えた愉悦に抗えない母の心情や、クール系でスタイルも抜群のキャリアウーマンな姉が少年に溺れていくところなどはかなりいやらしい。若干ツンデレ気味な態度が可愛らしくもある娘や、小悪魔っぽくも積極的に迫る妹の存在がやや押され気味にも感じるが、これは母娘と姉妹それぞれにおいてメインとサブに配されていると考えることもできよう。 両隣の陣営(主に母と姉もしくは娘と妹)が時に対抗意識を燃やして主人公を獲り合うような場面を見せながらも3P、4P、5Pと発展していく幸せ展開となっていくのだが、最後は少々詰め込み過ぎたような、紙面が尽きたような性急さが無きにしも非ず。あとは、ベランダも含めた状況設定の描写を主軸に綴っているためか、情交に至るアプローチは相当に都合が良い印象も拭えないのだが、それを淫蕩で艶めかしい情交描写が補って余りあるので、ドラマ性を過剰に重視せず、官能小説として「まずは情交描写ありき」と思えばなかなかに良い作品だと言える。

DSK

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