商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/05/25 |
JAN | 9784120042355 |
- 書籍
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象が踏んでも
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象が踏んでも
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
面白かった。IIIはまあまあだったのに、今回は面白かった。特に、中盤。この人の文章の、そのリズムというか、スピード感というか、そこらへんが、とてもとても、僕は好きだ。(12/3/26)
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堀江敏幸「象が踏んでも 回送電車IV」読んだ。http://tinyurl.com/3b5t7k8 散文と論考の他に、作品の背景に触れられていて興味深く読んだ。寺田寅彦とモーリヤックと長谷川四郎についての文章は、そのまま堀江敏幸自身の作品/文章の特徴でもあるなと思ったり。(つづく...
堀江敏幸「象が踏んでも 回送電車IV」読んだ。http://tinyurl.com/3b5t7k8 散文と論考の他に、作品の背景に触れられていて興味深く読んだ。寺田寅彦とモーリヤックと長谷川四郎についての文章は、そのまま堀江敏幸自身の作品/文章の特徴でもあるなと思ったり。(つづく 4冊目は論考割合が多かったような。創作とも身辺雑記ともつかない曖昧世界がわたしにとっての堀江作品の魅力なんだけど、今回みたいな論評や作家論もたくさん読みたい。読書ガイドとしてはマニアックかもだけど、無数の未知の作家がそれぞれに魅力的な世界を提示していることを知れる。(おわり
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いつもどおり、自作ができた種明かしには心地よい驚きがありつつ、心を打たれたのは堀江さんがフランス留学中に祖父母を亡くした話。いまに比べれば、もう少し日本と欧州の行き来は心理的な遠さを伴っていただろうし、いまだにそのときを思い返している筆者の心中を想像するとひとごとと思えず痛々しい...
いつもどおり、自作ができた種明かしには心地よい驚きがありつつ、心を打たれたのは堀江さんがフランス留学中に祖父母を亡くした話。いまに比べれば、もう少し日本と欧州の行き来は心理的な遠さを伴っていただろうし、いまだにそのときを思い返している筆者の心中を想像するとひとごとと思えず痛々しい。もしかしたら、祖父母や両親を介護・看病し、その死に目にきちっと立ち会える人、の方が数少ない幸運な人たちなのかもしれないけれど、そうありたかったと思い返すことの悲しさ。
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