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子どものフォークロア その異人ぶり
5,280円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 地方小出版流通センター |
発売年月日 | 1997/05/01 |
JAN | 9784900697829 |
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子どものフォークロア その異人ぶり
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前半は、子どもはどう捉えられてきたか、子どもを守る儀礼から間引き、そして子どもを産む嫁の立ち位置についての考察。子どもはすぐ亡くなってしまうから7つまでは神の内、だから健康に育つような儀礼があり、それを過ぎれば今度はムラの一員として段階的に承認され、役割を果たしていくという通過儀...
前半は、子どもはどう捉えられてきたか、子どもを守る儀礼から間引き、そして子どもを産む嫁の立ち位置についての考察。子どもはすぐ亡くなってしまうから7つまでは神の内、だから健康に育つような儀礼があり、それを過ぎれば今度はムラの一員として段階的に承認され、役割を果たしていくという通過儀礼を経る。 婚姻については、親同士が決めるので結婚するまで相手の顔を見たこともないという例から夜這いは乱れた風俗でもなく、女性の側も夜這いされやすいように合図を出していた話や親が反対しても婚姻までこぎつける方法などが書かれており、一概ではなかった。しかし婚姻後ヨメの立場はやはり弱いようだ。 後半は童歌や遊び、昔話など子どもが何に夢中になって成長していくか、どういう体験を通して学ぶか、感覚が全ての子供はどのようにして必要なこと(倫理や人間関係)を習得していくかを考察していくのは、子どもの姿が目の前にあるような、自分が子どもに戻ったような感覚になり、ありありと浮かぶようだった。鞠つきや縄跳びの歌は昔からよくここまで伝承されてきたものだなとも。また、近代の学校教育はヨコの同学年単位での繋がりだが、以前は子どもの集団としてガキ大将が小さい子やうまくできない子の面倒をみていた話には及ぶに、異年齢との交わりの重要性も感じた。 著者は山形県出身であり、採集された話、引用もほとんど山形県のものだが、違和感はない。また、その地方の言い回し、習俗にしっかり触れているので深く入っていけた感じがあった。
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