現代の政党と選挙 有斐閣アルマ

川人貞史, 吉野孝, 平野浩, 加藤淳子【著】

• 販売会社／発売会社: 有斐閣
• 発売年月日: 2011/04/04
• JAN: 9784641124240

商品レビュー

2019/08/20

　この本では、基本的な現代日本政治における政党の役割や選挙の仕組みを学ぶことが出来ます。今年は統一地方選挙や参議院議員選挙が行われた選挙イヤーで、多くの方が選挙や政党を身近に感じたのではないでしょうか。本書を読むことで、教養として選挙や政党のことを学び、実際のご自身の投票に生かすことが出来ます。政治学を専門に学ぶ学生のみならず、他の分野の学生にも是非読んで欲しい1冊です。
（ラーニング・アドバイザー/国際公共政策 SASAKI）

▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/book/1411404

2011/12/02

政党と選挙や政治の流れを、上手にまとめた有斐閣アルマシリーズの本。10年ぶりに改訂になり、政権交代などのことも載った。

1章から5章までは、政党が組織される目的・歴史・議会との関係などを世界的な視点でまとめている。

第１章　政党・議会・選挙──政党の活動のアリーナ
第２章　政党の目的と形成
第３章　政党組織
第４章　議会と政党
第５章　政党システム

6章から9章までは選挙と政党の関係をシステム的に、また制度的な視点から考察し、形だけは2大政党制になっていく過程を解説している。

第６章　選挙制度と政党システム
第７章　日本の政党間競争と選挙
第８章　選挙民の中の政党──政党支持
第９章　投票行動と政党

10章からは、政党の中にある三役や、政権の関係を解説している。

第10章　日本の政党システム
第11章　政党と政権
第12章　政党システムの安定と変化

有斐閣アルマシリーズらしい、網羅している本であると思う。
ただし、一般の人がここまでの知識が必要かどうかはまた別問題ですが・・・。