商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2011/03/26 |
JAN | 9784791765980 |
- 書籍
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短篇集 シロターノフの帰郷
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短篇集 シロターノフの帰郷
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へっぽこ大名:別に大名がへっぽこなわけではない 名刀菊水丸:何故か亡父が持っていた飾り刀、キーワードは菊と水と始末書 ブルックさん:ブルックナーに心酔し、記念館を作った元教師。 ケコカ語入門:ううん横滑りだろうが斜め滑り活用だろうがよく解らん。 頬かぶり:思い出せない。 ふたり組:色々想定される隙間が残されている、引退したお金持ちと番頭とギタリストのお話。 ホウボウ姫:屁みたいな音を出すお魚のお話し。 ねたみ心:忘れた 待ちぼうけ:「待ちぼうけ、待ちぼうけ もとは涼しい黍畑 いまは荒野(あれの)の箒草(はうきぐさ) 寒い北風木のねっこ」 て事でただ待っているだけじゃあねぇってなお話。 ミロク様:忘れた バード・テンプル:すすきの野っ原も大事だというお話し。 わいわい天王:忘れた 鰐と蛸:フランスの童話?と違い結局たこを食べる勇気がなかった男のおはなし。 ねずみ夫婦:気を使って生きてきたんだねぇ。 水門亭:爺さんに反対されなきゃいいが・・・ フラミンゴ女:裸で片足で立っているのは辛いから。 クロスの丈:ちょっとわからなかった。 天のある人:クレーン運転手のおじいさんの頭は穴が開いていて青空が見える。 シャガール大好き:えっ忘れている。 ラクダとオランウータン:オラウータンは何処に出てきたんだ?二つ並んでゆきーました。 アマカラ横丁:爺さんありがとう。おかげで就職できたよ。 聖母のささやき:あーこれも忘れている。 ハナノクニ名画劇場:大乃国はスイーツだと思うがお花屋になった。 シロターノフの帰郷:広田さんがシローターノフらしくなって来るよってお話し 毛虫;毛蟲のお話
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独文学者の池内さんの本だし題名からして、これは外国に取材した短編集に違いないと思っていただけに扉を開いてびっくり。いきなりの殿様姿のイラストに驚いた。一作目は「へっぽこ大名」という松平家という殿様の末裔の、名誉はあっても金のないサラリーマンの話。西洋物どころか和物の連続で、すっか...
独文学者の池内さんの本だし題名からして、これは外国に取材した短編集に違いないと思っていただけに扉を開いてびっくり。いきなりの殿様姿のイラストに驚いた。一作目は「へっぽこ大名」という松平家という殿様の末裔の、名誉はあっても金のないサラリーマンの話。西洋物どころか和物の連続で、すっかり毒気を抜かれた気分。イッセー尾形描くイラストは、その朴訥ながら力強い線にインパクトがある。全部で25編の独立した短編を収録しているが、短い中に見事に人の気を惹くエッセンスを落とし込んでいる、実に達者な小説ばかりだ。次から次へと湧き出てくる着想の豊かさに舌を巻く。
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