- 新品
- 書籍
- 書籍
サウンド・コントロール 「声」の支配を断ち切って
2,200円
獲得ポイント20P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/03/25 |
JAN | 9784046532398 |
- 書籍
- 書籍
サウンド・コントロール
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
サウンド・コントロール
¥2,200
在庫なし
商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
2012 9/17読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 "声"の支配=音声メディアや語り方・音響等など、聴覚が人の精神にどれだけ影響するか/支配するか、という主題を一本通した上で、ルワンダでのジェノサイドとその加害者に対する市民裁判の様子、キリスト教と教...
2012 9/17読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 "声"の支配=音声メディアや語り方・音響等など、聴覚が人の精神にどれだけ影響するか/支配するか、という主題を一本通した上で、ルワンダでのジェノサイドとその加害者に対する市民裁判の様子、キリスト教と教会・聖堂音楽、日本の石山本願寺や能・猿楽、「お白州」、オウム真理教に入信しサリン事件の実行犯となって死刑判決を受けた元同級生についてと模擬裁判員裁判を見た際の感想など、様々なトピックを扱っていく。 主題は呆れるくらいはっきりしている一方で、著者の関心に従って話が縦横に広がるので関連が見えにくかったり、もっとストーリー組み立てればなんの話がしたいのかわかりやすいだろうに、と思うような部分も多い。 あとがきで著者自ら「フィールドノートのようでもある」と言っているが、然り、と思う。 ただ、話し方はじめ聴覚に如何に人が支配されるか、そして実際に聖堂や過去の司法の場であるお白州が音響装置としてどのように権威者の声に力を与え、それ以外の発言権を奪っているかの解説部分はとてもおもしろい。 その支配から脱するための文字メディア、という部分も。 文章の流麗さとか以前に、単に声の大きさとか聞こえ方って部分がどれだけ影響力を持ってしまっているかは、「声の大きい奴の意見が通る」とかよく言う割にはあまり意識してなかったので、とても面白かった。
Posted by
伊藤乾「サウンド・コントロール」読んだ。権力/指導者のツールとしての声/響きと、音を最大限に利用するための構造を持つ建築物。おもしろかった。1冊の本としては散漫な構成だけど、裁判員制度や全体主義も扱っていて、自分で考える契機としてはいい。ぽんと素材を投げ出されたような。
Posted by
タイトルを見る限りでは、ラジオを使ったものなどのサウンドによる脳へのコントロールだと思っていたのだが、まったくそういうものではなかった。若干最後のほうでは触れているのだが、全体を通してみて歴史というほうが近いのではないかと思う。始めのところで、動物のほうが人間と違い何倍も感覚器官...
タイトルを見る限りでは、ラジオを使ったものなどのサウンドによる脳へのコントロールだと思っていたのだが、まったくそういうものではなかった。若干最後のほうでは触れているのだが、全体を通してみて歴史というほうが近いのではないかと思う。始めのところで、動物のほうが人間と違い何倍も感覚器官が発達しているということを言っており、その例として白鳥をあげて所々に挟んでいるが、一体どういうことを言いたいのかあまりよく伝わってこなかった。歴史の著として読むのなら、そう違和感はないのだが、これを洗脳、マインド・コントロールを理解しようとして読むのならば、大いに期待を裏切られるに違いない。
Posted by