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潮汐の間 Between the Tides
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 現代思潮新社 |
発売年月日 | 2011/03/25 |
JAN | 9784329004703 |
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潮汐の間
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
この本を読んでいると、サンデル教授の『前の世代が行った過ちを今の世代の人間が背負うべきか否か?』という命題が頭をよぎります。 この本は太平洋戦争ものです。舞台は太平洋戦争末期のフィリピン。主な登場人物は19歳の森武義二等兵と占領日本軍の通訳を強いられる日比混血青年ムラカミ・ラ...
この本を読んでいると、サンデル教授の『前の世代が行った過ちを今の世代の人間が背負うべきか否か?』という命題が頭をよぎります。 この本は太平洋戦争ものです。舞台は太平洋戦争末期のフィリピン。主な登場人物は19歳の森武義二等兵と占領日本軍の通訳を強いられる日比混血青年ムラカミ・ラミール。この二人を軸にして物語が進んでいきます。実はこの物語を書いたのはアメリカ人で、僕も背表紙を見た時には非常に驚きました。彼いわく『人間』を書きたかったのだと。 この本を読んでいて、現地の人に対して結構残酷な話は出てくるわけですが、自分がそのときそこにいて、いったいどういう行動をするのだろうか?この本を読みながらずっとそんなことを考えてしまいました。マイケル・サンデル教授が『ハーバード白熱教室』の中で前の世代が犯した罪を今の世代が背負うことの是非を確か日本の東京大学安田講堂で議論していましたが、その命題が、自分の中に再燃したことを覚えております。 作中に描かれている日本兵は理不尽な形で下の人間をいびり倒し、現地の女子供に暴行を加える…。これはあくまでフィクションですが、こういう問題に関してはやっぱり、少し苦いものが口の中から沸いてくるものです。今、太平洋戦争が終わってもう何世代もの時が流れたわけですが、こういうことを考えると、あぁ、まだこの問題はずっと考えなくてはならないんだなぁ。そんなことを読んでいて思いました。
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若い日本兵と日本-フィリピンのハーフの青年の話。それぞれの視点から交互に語られる。 飛ばし読みした印象では、友情ものではなく2人がそれぞれの立場で戦争に翻弄されるというもの たぶん2人はフィクションだけど全体の描写がノンフィクションっぽい
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