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北斎漫画(VOL.3) 奇想天外 ビジュアル文庫
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北斎漫画(VOL.3) 奇想天外 ビジュアル文庫

葛飾北斎【画】

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北斎漫画(VOL.3) 奇想天外 ビジュアル文庫

¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青幻舎
発売年月日 2011/03/01
JAN 9784861522888

北斎漫画(VOL.3)

¥1,650

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2021/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 とにかくすごい!  このシリーズ3巻を眺めてきたが、これほど多様な絵(画)を遺す葛飾北斎のバイタリティには敬服するばかりだ。  恥ずかしながら、一つ一つの画を楽しむにもこちらの知識が追いつかない。実物大の作品を見たい!  「富嶽三十六景」しか知らなかった、「北斎漫画」から北斎の奥深さを肌で感じることができた気がする。まだまだ北斎翁を勉強したい。

Posted by ブクログ

2020/01/27

残念なことに、私の知識が少ないため、ほとんどの人物についてどのような人だったのか、何を意味しているのかが理解できなかった。 昔の人たちが、子供に、「これは○○という人でね、こんなことをしたんだよ」と、北斎漫画を指さしながら話してる姿が目に浮かぶ思いがした。 北斎の博学ぶりが伝わ...

残念なことに、私の知識が少ないため、ほとんどの人物についてどのような人だったのか、何を意味しているのかが理解できなかった。 昔の人たちが、子供に、「これは○○という人でね、こんなことをしたんだよ」と、北斎漫画を指さしながら話してる姿が目に浮かぶ思いがした。 北斎の博学ぶりが伝わってくる。 そして、純粋に面白い絵だ、と思って楽しく眺めた。

Posted by ブクログ

2019/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 第1章「狂態百出」を見了える。  「狂態百出」は、81ページに渉る。招福、奇譚、逸話、お伽話を画題とする。  読み取れた画題では、「笑門に福来る」(正字、変体仮名を用いるので、読み取りにくい題がある)の福神、浦島太郎、祝言の能「翁」に現れる三玉の亀と翁・媼(見開き2ページ)などから始まる。  龍、鳳凰の想像の図、僧・道鏡に逆らった和気清麻呂の図(知らない事は、ネットでググると、たいてい判る)、力持ちたちの図、義経・弁慶・富樫の勧進帳の図、樊噲などの古代中国の人物、戯れる僧たち、金太郎、桃太郎、源頼朝・頼家に仕えた仁田四郎の猪に跨った逸話、達磨・寒山拾得・鍾馗の図、孟宗たち古代中国の人物24図(1ページ6人)などが描かれる。芦屋道満・安倍晴明の「易術を競ふ」は、迫力がある。  孫悟空、千人切り、怪力の女性2図、柿本貴僧正(ググると、弘法大師の10大弟子の1人らしい)2図、神農、清玄法師堕落、等が読み取れる。  92ページに、「豊年」と題して、傘と蓑をまとった女性に小判が乱れ降る図で、めでたく仕舞っている。  第2章「故事拾遺」を見了える。  太公望より始まる。古代中国の人物、伯楽、顔子、曽子、子思、周公、朱子などは目にした事もあるようだが、張子、程子、周子、などになると判らない。当時の庶民には、知られていたのだろう。  韓退之は詩人の韓愈(かんゆ)である。東方朔は、前漢の政治家である。孔明、関羽などの略図もある。僕のイメージと違う図も多い。  116ページより日本編に入り、宮廷人(公家、女房?)、平正門(将門)、仏御前、阿倍仲麻呂、俊寛僧都、小野道風、楠(木)正成、小野小町、其角、西行法師、山部赤人など、時代を構わずに並べる。文屋康秀、藤原忠文など、調べると面白いだろう人物もいる。  最終164ページは、天下泰平と題され、正装の公家が海に祈る姿である。何か謂われがあるかも知れない。  第3章「百鬼図会」を見了える。  冒頭は、題字がはっきりしないが、播州皿屋敷で知られるお菊さんの幽霊を、三ヶ月上人が鎮めている場面らしい。  ろくろ首、三ツ目が見開き2ページに載る。  公時遊貞は、ググってもはっきりしないが、坂田金時(幼名・金太郎)らしい。  役の小角(えんのおづぬ)は、634年~701年(伝承)の呪術者である。伝承通り、前鬼・後鬼を侍らせる。  地獄の図は、地獄図絵巻の方が怖い(本を観た事がある)。  大江山の酒吞童子、源頼光に斬られる鬼童丸は、共に見開き2ページである。  鐘馗、鬼遣らいの豆撒き、の図が続く。  しまいの船鬼と題する図は、津波らしい。  第4章「神仏風姿」を見了え、全3巻を了える。  「神仏風姿」は196ページ~244ページの、49ページに渡る。  釈迦の小さな図より始まり、空海の図などを交え、~尊者と称される僧の図が10程載る。  狐に乗るダキニ天、字のごとく稲を担う稲荷大明神、日本神話の猿田彦太神、天臼女命(アメノウズメノミコト)等、ググってみると面白い。大苫辺尊、大戸之道尊も、同様である。ググるとWikipediaに出て来る。手置帆負命、天彦狭知命、共に神話で当時の庶民にも知られていたのだろう。  三面大黒天、武士に信仰のあった摩利支尊天、刀八毘沙門天、魚濫観世音、正八幡大菩薩、など当時の信仰を集めたのだろう。  連歌・俳諧の宗鑑、一休禅師の図もある。維摩居士、達磨(?)の面壁の図がある。風神雷神の図は俵屋宗達の風神雷神図に及ばない。和合神を仕舞いの図とする。  最後に「而尾」の文字が掲げられ、終末、フィナーレの意味らしい。北斎漫画15冊の結着である。

Posted by ブクログ

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