商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NTT出版 |
発売年月日 | 2011/02/26 |
JAN | 9784757142510 |
- 書籍
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食の500年史
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食の500年史
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帝国主義は入植先の従来システムを暴力的に破壊しすぎでは!?と衝撃を受けた。時代背景もあるが、単なる食文化の違い(環境によるもの)を遺伝によると断じて差別につなげているのがグロい。 幸にして飢饉を経験したことはないが、国家による保障が無ければ暴動になるというのはよく分かる。 訳者後...
帝国主義は入植先の従来システムを暴力的に破壊しすぎでは!?と衝撃を受けた。時代背景もあるが、単なる食文化の違い(環境によるもの)を遺伝によると断じて差別につなげているのがグロい。 幸にして飢饉を経験したことはないが、国家による保障が無ければ暴動になるというのはよく分かる。 訳者後書きが内容を簡潔にまとめてくれていて助かった。
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食に関する5つの歴史的テーマを取り上げている。「食の伝搬と普及」、「農業と牧畜の緊張関係」、「食の階級間格差」、「食と社会的アイデンティティ(ジェンダーも含む)」、「国家による食の生産と分配」の五つである。食、人間、病原菌等が東半球と西半球で交換された1492年から始まる「コロン...
食に関する5つの歴史的テーマを取り上げている。「食の伝搬と普及」、「農業と牧畜の緊張関係」、「食の階級間格差」、「食と社会的アイデンティティ(ジェンダーも含む)」、「国家による食の生産と分配」の五つである。食、人間、病原菌等が東半球と西半球で交換された1492年から始まる「コロンブスの交換」の影響力は、食の分野でも圧倒的なので、「交換」以降の500年についての様々な食に関するエピソードが各テーマで取り上げられており、どれも興味深い。特に植民地と移民が宗主国と移民受け入れ国の食に与えた影響が面白い。移民料理人による多元化された食の浸透と肥満が富の象徴から貧困層のリスクになったことにより、肉食中心の西欧の食の優位性は脅かされているという指摘は鋭い。気候変動の食糧生産への影響など、取り上げられていない項目も有るが、今後の食を考える材料はほぼ提供されている。
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