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木下半太【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/02/20
JAN 9784103290414

オーシティ

¥1,540

商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2022/08/08

「木下半太」のサスペンス作品『オーシティ』を読みました。 『美女と魔物のバッティングセンター』、『天使と魔物のラストディナー』に続き「木下半太」作品です。 -----story------------- ラスト! 鳥が引くぐらい鳥肌たちました!!――サバンナ「高橋茂雄(お笑い...

「木下半太」のサスペンス作品『オーシティ』を読みました。 『美女と魔物のバッティングセンター』、『天使と魔物のラストディナー』に続き「木下半太」作品です。 -----story------------- ラスト! 鳥が引くぐらい鳥肌たちました!!――サバンナ「高橋茂雄(お笑い芸人)」。 ここは世界一のギャンブルシティ、オーシティ。 かつて「大阪」と呼ばれたこの場所は、今や世界一のギャンブルシティに変貌し、欲望に覆われた街と化していた。 絵本探偵「羽田誠」は、優しい目の極悪刑事「愛染」から謎のターゲット“耳”を追うよう強要される。 リミット3日、人質は……キン●マ!? しゃべくり続ける殺し屋夫婦、超人的な聴覚を持つ盲目の娘──最後に笑うのは誰なのか? ラストは呆然、そして涙のどんでん返し。 劇団「ニコルソンズ」を主宰する著者が、大阪への愛と幻想を全開にした傑作。 突然に襲う爆笑と涙、意外性の嵐に油断は大敵。 100%規格外の超速クライムサスペンス誕生! ----------------------- 「木下半太」お得意のジェットコースター系のアクション小説… 章単位に視点が変わる著者お得意のパターンで展開します。  ■プロローグ  ■第1章 絵本探偵  ■第2章 用心棒  ■第3章 娼婦  ■第4章 盲目の少女  ■第5章 大黒グランド  ■エピローグ 怒涛のスピード感で一気に読ませる展開は健在で、登場人物も相変わらず超ユニーク… 複数の登場人物の視点から語られるカタチで物語が展開します。 (登場人物のイメージは本の表紙を参照) それぞれの視点は、 『プロローグ』は、借金取りの耳切り「茶谷」、 『第1章 絵本探偵』は、元探偵の「羽田誠」、 『第2章 用心棒』は、売春宿「百足屋」の女将で元殺し屋「千代子」の弟で、殺人の前科がある怪力のホルモン屋「十十」の店主「万利男」、 『第3章 娼婦』は「茶谷」の愛人で中国人の娼婦「王小蘭」、 『第4章 盲目の少女』は、逃がし屋「キム」の娘で超人的な耳を持つ盲目の少女「麦子」、 『第5章 大黒グランド』は「羽田誠」と「王小蘭」、 『エピローグ』は「麦子」、 と移り変わりますが、視点が切り替わるタイミングが絶妙だし、そのタイミングでちょっとだけ時間軸が戻り、別な人物の視点から、同じ事象を見ることで新しい事実がみつかるという演出が秀逸でしたね。 切り取った“耳”を探し出し、カジノ「大黒グランド」の金庫から大金を奪おうとする中で、裏切ったり、裏切られたり、殺したり、殺されたり… 相変わらずの展開ですが、最後に笑ったのはまさかまさかの人物でした。 末恐ろしい娘ですね。 そして、「羽田」が愛し続けていた元妻は、意外な人物でしたねぇ、、、 「羽田」の愛車が1967年式の「フォルクスワーゲン・タイプ1(通称ビートル)」だったり、極悪刑事「愛染」の好きなミュージシャンが「カーペンターズ」だったりと、細部にも拘りがあるところも印象的だし、「木下半太」らしい作品です。

Posted by ブクログ

2015/03/08

どこにでもいるような普通の小学生。しかるに人間離れした聴力は超人の域に達している。洞察力も子どもとは思えない鋭さがある。「逃げることで戦うことではない。」物の本質をしっかり捉えた言葉には肝を冷やされる。そんな無敵の彼女にも唯一怖いものがある。それは目が見えるようになること。真実が...

どこにでもいるような普通の小学生。しかるに人間離れした聴力は超人の域に達している。洞察力も子どもとは思えない鋭さがある。「逃げることで戦うことではない。」物の本質をしっかり捉えた言葉には肝を冷やされる。そんな無敵の彼女にも唯一怖いものがある。それは目が見えるようになること。真実が見えなくなるからだ。どこにも逃げられずに狂っている小蘭も魅力的だ。逃げても勝負には勝てない。怖いのは結果に怯えて尻尾を巻いて逃げること。自分の怖いものとは一体何なのだろう。

Posted by ブクログ

2012/10/05

世界一のギャンブルと欲望の街「オーシティ」に生まれ変わった大阪 ひとつの、切り落とされた「耳」をめぐって 壮絶な争奪戦が始まる。 最後に笑うのは誰か・・・ 極上のエンターテイメント映画を見てるような感じ キャラもわかりやすく、「これはあの人が演じたらピッタリ!」ってのが多かった...

世界一のギャンブルと欲望の街「オーシティ」に生まれ変わった大阪 ひとつの、切り落とされた「耳」をめぐって 壮絶な争奪戦が始まる。 最後に笑うのは誰か・・・ 極上のエンターテイメント映画を見てるような感じ キャラもわかりやすく、「これはあの人が演じたらピッタリ!」ってのが多かったし。 スピードも満点で一気読みでした

Posted by ブクログ

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