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江戸に学ぶエコ生活術
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江戸に学ぶエコ生活術

アズビーブラウン【著】, 幾島幸子【訳】

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江戸に学ぶエコ生活術

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 阪急コミュニケーションズ
発売年月日 2011/03/03
JAN 9784484111018

江戸に学ぶエコ生活術

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商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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2020/07/07

住まいや街づくり、日々の暮らしへの興味が更に増す本である。 自然の摂理の中に、ヒトは生きているということ。自然の摂理を、日々の暮らしにどう取り込むか、寄り添うか、そして時に支配するか、されるか。 清々しい読後感である。

Posted by ブクログ

2018/11/14

外国人著者による、江戸時代の日本の社会や日本人の生活について書かれた本。当時の様子を、絵を交えて楽しく描写している。日本人には、当たり前のことも、あらためて取り上げられると確かに工夫が凝らされていて感心できるような発見も多かった。絵がうまい。 印象的な記述を記す。 「当時の人...

外国人著者による、江戸時代の日本の社会や日本人の生活について書かれた本。当時の様子を、絵を交えて楽しく描写している。日本人には、当たり前のことも、あらためて取り上げられると確かに工夫が凝らされていて感心できるような発見も多かった。絵がうまい。 印象的な記述を記す。 「当時の人たちは今日私たちが直面しているのと同じ問題 -エネルギー、水、資源、食料、人口- の多くを克服することに成功した。これらの難題に取り組みながら、環境を大切にし、廃棄物を出さず、満足のいく食事を楽しみ、経済的に活気のある社会を築き上げた。そしてその社会は私たちに、時代を超えて輝きを放ち続けるすばらしいデザインと美を残してくれたのである」 「1600年代初頭の日本は人口増加による土地や資源の乱開発に苦しんでいた。ところがそれから200年後、この国は環境の劣化の兆しをほとんどみせることなく、2.5倍の3000万人に膨れ上がった人口を養っていた。森林破壊は止まって回復に向かい、農地は改良されて生産性を増し、都市であれ農村であれ、社会のあらゆる領域で資源保護のための努力が行われていた。国民全体の生活水準は高まり、人々の健康も増進した。これはどんな客観的基準からみても注目すべき快挙であり、おそらく後にも先にも、また世界中どこを探しても、匹敵する例はないであろう」 「江戸時代に用いられたさまざまな技術には、今日の新しい設計に必要とされる特徴がすべて備わっている。環境への負荷が少ない材料、高い品質と耐久性、再生可能性、再利用とリサイクルがしやすい設計、高いエネルギー効率、集団へのサービス提供による消費の抑制(たとえば共同浴場や調理済み食品市場)。当時の設計や技術は、可能なかぎり自然の生物学的プロセスや太陽エネルギーを利用し、そうでもない部分も自然のプロセスを模していた」 「とりわけ私たちは、彼の農業実践の根底にある自然に対する深い理解と知識、農業技術とインフラ設計の絶え間ない革新、文書化された情報と高い識字率が生活の質の着実な向上に果たす役割、といったことに感銘を受けた。エネルギーと資源の消費効率の高さはほかに類を見ないが、その質素で無駄のない暮らしぶりから生活が困窮しているという印象を受けることはなかった」 「いま世界が伝統的な日本家屋の目に見えない特徴 -材料とエネルギー利用における高度に洗練された知識、ゼロウェイスト(廃棄物ゼロ)の循環型ライフスタイル、自然環境に過剰な影響を及ぼすことのない暮らし方- の価値を認めている」 「江戸は人口でいえば世界一の大都会だ。その人口全員に必要な食べ物や水、燃料、生活必需品が、驚くほど効率的に、しかも美的といえるような形で供給されている」 「これだけの雑踏と賑やかさだというのに、道路はきわめて清潔だ。動物の糞がないだけでなく、西洋の大都市で目につくような不快な腐りかけたゴミの山も見当たらない」 「上水道から水を引く井戸は江戸全体で5000基以上もあり、あらゆる階層の人々が24時間いつでもきれいな水を飲むことができる。これは当時のヨーロッパのどの都市にも真似できなかったことだ」 「排泄物をいつまでも町中に滞留させないことによって衛生状態が良好に保たれている。西洋のほとんどの町では、糞尿を路上に捨てるか水路に流しているため、感染症の罹患率が高い一因となり、生活の場としても不健全きわまりない」

Posted by ブクログ

2013/04/09

タイトルだけが悪い。しかし、それ以外は素晴らしい。原題は「just enough」、つまるところ「吾唯足知」。 江戸礼賛の本はたくさん出ているが、本書は建築の視点が強い。そこには、その土地の(住まい手を含めた)ポテンシャルを活かす、という知恵にあふれている。 現代的に置き換える部...

タイトルだけが悪い。しかし、それ以外は素晴らしい。原題は「just enough」、つまるところ「吾唯足知」。 江戸礼賛の本はたくさん出ているが、本書は建築の視点が強い。そこには、その土地の(住まい手を含めた)ポテンシャルを活かす、という知恵にあふれている。 現代的に置き換える部分はあっても、根底はやはりこうでなくては、と思うことばかり。くどいようだが、単に江戸自体を知るための資料としてではなく、建築と生活を知り、次のステージのヒントを得るという点に価値があるように思う。

Posted by ブクログ

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