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向田邦子名作読本 中公文庫
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向田邦子名作読本 中公文庫

小林竜雄【著】

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向田邦子名作読本 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2011/02/22
JAN 9784122054417

向田邦子名作読本

¥754

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2023/02/20

脚本家「小林竜雄」が「向田邦子」作品の魅力を紹介した作品『向田邦子名作読本』を読みました。 『向田邦子 恋のすべて』に続き、「小林竜雄」の「向田邦子」に関する作品です、、、 5年ちょっと前に読んだ『向田邦子ワールドの進化 ― 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の...

脚本家「小林竜雄」が「向田邦子」作品の魅力を紹介した作品『向田邦子名作読本』を読みました。 『向田邦子 恋のすべて』に続き、「小林竜雄」の「向田邦子」に関する作品です、、、 5年ちょっと前に読んだ『向田邦子ワールドの進化 ― 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎』と、一部重複していましたけどね。 -----story------------- 濃厚な女の「生」と「性」を、細やかな台詞や緻密な描写で描き続けた脚本家であり、短編小説の名手であった「向田邦子」。 没してもなお色あせぬ魅力とは何か。 彼女が遺した10本のテレビドラマ、小説を読んだ若者たちの感想、リメイク映画の成果、そして女優「桃井かおり」の貴重な証言をもとに探る。 ----------------------- 「向田邦子」の作品(ドラマ、小説)に懸ける想いが伝わってきそうな作品でした、、、 第1部は、以前読んだ『向田邦子ワールドの進化 ― 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎』(『第6章 なぜ、男は男をかばうのか? ― 『蛇蠍のごとく』』を除く)と同じ内容なので再録だったので再読… 第2部は、その後、得られた情報からの「向田邦子」についての考察、そして、巻末の「桃井かおり」との語り下ろし対談で構成されているので初めて読みましたが、以前、読んだのは5年以上前なので、全体を通じて新鮮な気持ちで読めましたね。  ■はじめに――私にとっての"向田邦子"  ■第1部 “向田ドラマ”を読み解く   ・森繁久彌の演じた“父”たち―『森繁の重役読本』『だいこんの花』   ・寺内貫太郎はなぜ怒る?―『寺内貫太郎一家』   ・男たちが幻視する“聖家族”―『冬の運動会』『カンガルーの反乱』   ・後妻にとっての“先妻”の影―『せい子宙太郎』『家族熱』   ・四姉妹の“悲喜劇”―『阿修羅のごとく』   ・“父権”の喪失― 『家族サーカス』『源氏物語』   ・聖なる“三角関係”― 『あ・うん』   ・向田邦子版“白痴”― 『幸福』   ・“劇的な女”vs.“平凡な女”― 『隣りの女』  ■第2部 向田邦子は新しい   ・“平成の若者”と読む「犬小屋」   ・「かわうそ」再考   ・松田優作との出会い―“団欒”への渇き   ・映画化の課題―『あ・うん』『阿修羅のごとく』について  ■語り下ろし対談×桃井かおり―「女は、体で感じていて“やってしまう”」 「向田邦子」の小説やエッセイを読み始めたのは、もう30年くらい前なので、記憶が曖昧な部分も多いのですが… それでも、心のどこかに残っている印象的な場面というのがあるようで、本書を読んでいると、ある場面の記憶が急に蘇ってきたりしましたね、、、 ただ、当時のテレビドラマは、ほとんど観たことがないので、解説してあることの一部は消化不良な感じがしました… 映像作品を観てみたいなぁ。 それでも… 「向田邦子」作品の奥の深さや、男女の機微の表現の巧さ、家族を見つめる厳しい目について、改めて感じることができましたね、、、 ちょっと前までは、再放送とかで観る機会もありましたが、最近はやってないんですよね… 残念です。

Posted by ブクログ

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